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羅針盤は自分の中にある

最近、ロケット開発で有名な植松努さんの講演をオンラインで視聴する機会に恵まれた。私は元々いわゆる「成功した人」の苦労話からの成功話や夢の実現に向かってがんばろう。系の話は嫌いなのだが、聞き始めるとみるみる内に引き込まれ、最後までしっかり聞いてしまい、そして、最後には、すっかりファンになってしまった。

植松さんのお話はいわゆる成功をめざせという話とは一線を画している。単に自分が好きなことを邪魔しないでほしい。純粋に好きなことを求めていい。という趣旨のお話と理解した。そして、それを阻止する心ない人たちが実際多くいることも。その声に負けず、自分の声を聞こうよ。というメッセージに受け取った。ここまで自分が普段感じていることを、わかりやすく、説得力を持って言語化した人を私は知らない。

そして、私はその講演を聞いて、自分の言葉に落とし込んでみた。それは、「羅針盤は自分の中にある。」外にはない。他者にはない。生まれた時から自分の中に既にある。それを、他者に傷つけられたがために、世の中で生きていくために、常識という名の世間の声に染まってしまったがために、心の奥深くにしまいこんでしまって、その声が聞こえなくなってしまった人が今の日本には大勢いるのだと、私は感じている。

エナジーバンパイヤという言葉もよく聞く。他者のエネルギーを奪う人。その人も元々は普通の人だという。けれども心ない人たちに傷つけられて、無意識のうちに、自分も同じ人になってしまうそうだ。

けれども、そういう人たちだって子供の頃は違っていたのではないだろうか。そう、私は人の性善説を信じている。子供のままの純真な心を持ったまま大人になれば、平和な世の中がやってくるのではないだろうか。そこでは、人と競争する必要なんか一切ない。ただ、純粋に自分のやりたいこと(これは人それぞれ違っている)をやっていれば、それが他の人のためになって、お互いにハッピーになるのではないだろうか。

そう考えると、人の幸せのためには、ただひとつ、「羅針盤は自分の中にある」ことを忘れないこと。なのではないだろうか。自信という言葉でもいいあらわせる。自信とは、自分を信じること。今、何ができるとか、できないとかとは関係ない。自分の持って生まれたものが、心の奥底でいつも輝いていて、恐らくどんな困難にあっても、いつだって、行くべき道をさししめしているはずだ。他者に邪魔されるな。その光をかき消されるな。いつだって自分の魂に聞こう。そう、自分にいつも言い聞かせている今日この頃だ。

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