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プログラミング学校の就職実績の可視化

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コードクリサリス を2017年に立ち上げた時、私たちは可能な限り最高の学校になろうと腹を括りました。自ら掲げる基準を満たすことは決して楽ではありませんが生徒にこれだけ熱心に向き合い、またコースのクオリティーについて果てしなく努めるチームのおかげでここまで結果を残してこれたのだと感謝しています。

そして高水準の教育を追求する私たちの姿勢を示すべくさらなる一歩としてこの度コードクリサリス が Council on Integrity in Results Reporting (以下CIRR)に参加することを発表します。

CIRRとは何かとなぜこのことが重要か

CIRR は2017年にシリコンバレーを率いるコーディング 学校の連合から成り立った非営利組織(NPO)です。CIRRの目的は、コーディング 学校の成果(多くの生徒は転職を最終目標としているので、「成果」とは卒業生の就職状況を意味し、英語では"Outcomes" と呼んでいます。)を、入学を検討している生徒が応募する以前からはっきり理解できるデータを提供することで、これを実現する為参加する学校はCIRRの厳しい基準に従い卒業生の就職状況について報告書レポートを作成、提出することが求められています。このレポートはその後CIRRのホームページにて、主に将来的にコーディング 学校に入学を検討している生徒向けに発表されます。

簡単にまとめるとCIRRの基準は、生徒が自分の時間とお金を投資する前に判断基準として活用できる情報で、生徒に第三者確認済みのデータを提供することで悪質な商法から守ろうとする仕組みになっているのです。

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これはコードクリサリスにとってどういうことか

これから参加学校としてコードクリサリス は6ヶ月ごとに卒業生の就職状況について情報を収集し報告書を作成します。CIRRの基準を満たすことで生徒の皆様は私たちのデータがきちんと監査され、信憑性と正確性が保証されていると安心して参考にして頂けます。

これは普段の運営に加えかなりの労力が必要となるタスクとなります。CIRRに参加するのは日本で唯一、アジアでは2校目なので多くの学校にはないチャレンジもあります。

CIRRの参加校として私たちはCIRRの六つの基準を厳守しなければなりません。

(尚CIRRのホームページに記載ある基準を和訳したものが下記となります。原文は[こちらから]ご覧ください。)

1. 正直な広告と嘘のないデータ開示。 CIRR参加校は自校の宣伝をする際、卒業生の就職状況について誤解を招く表現を使用することは決して行いません。

2. 生徒の卒業後についての調査。 CIRR参加校は必ず授業開始日までに受講生が卒業後(主に就職について)どのような計画を立てているかアンケートを取る。このアンケート結果は受講生のリストと合わせ即時に監査員に提出する。この過程を踏むことでCIRRはその後、参加校による卒業生の就職状況について虚偽の申告を防ぐ。

3. 入学と卒業状況の把握。 CIRR参加校は入学した各生徒につき卒業するタイミング(例えば遅れて卒業するケース)をオンタイムで把握し、報告書に記載する。

4. 卒業生の就職状況についての把握。 CIRR参加校は卒業後就職活動を希望した生徒に対して卒業後、いつどの様な職に就いたか把握する。

5. 卒業生の就職状況について報告。 CIRR参加校は6ヶ月ごとに卒業生の就職状況についてCIRRの基準に基づいた報告書を提出する。

6. 卒業生の就職状況に関するデータの監査。年に一度、CIRR参加校は発行する卒業生の就職状況に関する報告書を第三者により、その数値が証拠あるものか監査を受ける。

既に卒業生の就職状況についてはその状況を追って把握をしていますがCIRR参加校になることで私たちの主張が確認され、私たちに関する最新のデータがより幅広い人にアクセスしてもらえるようになります。

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コーディング 学校としてのメッセージ

この度CIRRに参加することでより多くの方々に生徒、また提供する教育に対する私たちの熱意と業界全体の信頼性を向上する働きかける姿勢を受け止めていただけることを願っています。コードクリサリスのデータはこちらよりご覧になります。

また最後に日本にある、ブートキャンプやコーディング 学校にもCIRRに参加することを呼びかけたいと思います。もし参加を検討していて私たちのこれまでの経験に質問がある方はどうぞお気軽にご連絡下さい。

Code Chrysalisは東京を拠点にした12週間の短期集中型ソフトウェアエンジニア養成学校です。ソフトウェアエンジニアになるための12週間特別集中コースはこちらプログラミング初心者向けの講座もありますので、ぜひ見てみてください。

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