【コラム】現代アートはなぜ難解なのか?①
こんにちは!
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。
最近アート活動をされる方にお会いする事が多く、自分も少なからず前提知識をつけておかねばと、いくつかの動画や書籍を通して絶賛勉強中です。
また、僕自身もアートは好きで、昔から絵を描いたり、アート作品を鑑賞するのが楽しみでもあります。
最近では様々な手法を駆使した「現代アート」が一世を風靡しているわけですが、厄介なことに、これが兎にも角にも「難解」なんですね。
直感的に入りやすいものもあれば、
人によって見解がわかれるような作品、
はたまた見る人によっては意味不明な作品もあったりするわけです。
その訳を、素人が一生懸命調べた結果、自分なりに考察していきます。
※あくまで素人知識なので、間違いなどあれば、ご指摘いただけますと幸いです。
現代アートが難解な理由
昔の絵画なら、純粋に見て「綺麗」「素敵」と心で感じやすいものも多かったわけです。
モネの「睡蓮」は印象派を代表する作品ですが、素人な自分でも綺麗な色彩だな、くらいは受け取れるわけです。
ところが、現代アートに至っては、これはアートなのか?と素人目には疑問すら抱く作品も多数存在します。
現代アートの走りを生み出したともいえる、マルセル・デュシャンの「泉」は、世界的にも有名な現代アートの代表作です。
しかしその実態は、ただ便器にサインを入れて置いただけという、なかなかにセンセーショナルな作品でした。
では、なぜここまで難解なのか?
現代アートが難解である理由を先に述べておくと、
「鑑賞者の想像や思考に委ねるアートに変貌していったから」
というのが、どうやら結論のようです。
デュシャンの言葉をそのまま引用するならば、
「その作品を起点にして、鑑賞者の頭の中で完成するのがアート作品だ」
となるわけです。
では、なぜそうなったのか?
それを語るには、アートの歴史を知る必要があります。
このへんは長くなりそうなので、次回じっくり述べていこうと思います。
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