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【コラム】揺らぎのある世界で何を信じるか
こんにちは!
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。
「哲学的な何か、あと科学とか」という本を読了しました。とても興味深く、読み応えのある1冊でした。
さて、僕達は、世の中で「絶対的な何か」を心の拠り所にして生きています。
例えば、
・それは常識的に正しい
・倫理的に考えたら当然
・あの人が言っているのだから正しい
など。
それは時に正義であったり、信念であったりします。
僕は無宗教ですが、信仰を持たれている方であれば、神が絶対的な存在として、心の拠り所となっています。
しかし、この世には、絶対的な存在に反して、矛盾(パラドックス)が多く存在しています。
確実と思われてきた、数学や物理学の世界ですら、その不確実性は波及しています。
量子力学の分野では、二重スリット実験が有名です。
全ての事象は存在したり、存在しなかったり、同時に二面性を有するという事実は、量子力学がもたらした衝撃です。
これにより、観測するまでこの世の中は確定しないという不確実性を証明してしまいました。
数学や物理法則は、意外にも辻褄合わせの理論がたくさんあります。そして、皆がそれを正しいのだと思い込んでいます。
(過去に地動説を皆が信じていたように)
僕たちの世界は不確実性の上に成り立っていて、もしかしたら、近い未来、相対性理論すら揺らぐ時代が来るかもしれません。
最近では、そもそもこの世の中そのものがバーチャルである可能性が高いという学説まで出てきました。
そうなれば、物理法則も何もありません。
(作られた世界なのですから)
絶対なんて絶対にないわけです。
(この一文にも矛盾が存在しますね笑)
自分が正しいと思うものは、経験則からそう思いたい、もしくは、そうだと信じたいという不確定要素で構成されています。
となると、もはや何を良しとするか、何を信じたいかは、完全に個人の自由に委ねられることになります。
ポジティブに捉えれば、何を信じてもいいし、どう生きるかも自分次第です。
今までがこうだとか、これが正しいとか、周りの正しさや歴史に振り回されることほど、不毛なことは無いと思うわけです。
何を信じても良し。
疑い、経験し、確かめ、自分の人生で信念を作り上げることが、そもそもの人生の楽しさなのかもしれませんね。
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