【感想】イシューからはじめよ
こんにちは!かけだし社長の小寺です。
今回は読書感想。(ややネタバレあり、ほぼ個人の感想メイン)
紹介するのはこちら【イシューからはじめよ】
各方面でおすすめされていた一冊だったので、気になって今回ざっと流し読みしてみました。
以下、感想。
現状に対する問題提起を正しくできるか?というのは、確かにかなり重要な力であると感じました。
というのも、見当違いな課題に取り組むことほど、時間を無駄にすることはないと思ったからです。
例えば、A地点からB地点へ続く道を、通りやすいように舗装することが目的だった場合、A-Bの直線上にある障害物、小石、雑草等を排除すればいいわけです。
ただ、何が重要な課題なのか見落とすと、どけなくてもいい小石、抜かなくてもいい雑草を延々と排除し続けることになります。
これでは費用対効果は悪くなる一方です。
一見、自分では課題だと思っていたことでも、成果を出す上では、実はそれほど解決しなくてもいい課題だった、ということはよくあります。
ニッパチ(2:8)の法則ともいいますが、課題解決においても、本当に解決すべき重要な2割と、後回しでもいい8割の課題にわかれると思います。
できない理由や、課題を延々と説明する人がいますが、
「それ、本当に解決すべき課題ですか?」というのは、たまに疑問に思うことがあります。(大概の場合、他の問題から無意識に逃避したい気持ちが出ていたりします)
当然、自分自身においても、これは肝に命じておかなければならないと思いました。
経営の世界はスピード勝負、時間も限られている中で、改善すべき重要な2割は何なのか?そこにピントをあわせ続けることは必須能力です。
ただ、なかなか一発で核心を突く問題提起をするのは難しく、経験値の要するところでもあります。実際には仮説と検証を繰り返しながら、3ヶ月スパンくらいで効果測定をし、次の問題提起に移る、というサイクルを繰り返していくしかないと思いました。
その中で感覚を養っていくことを大事にしたいです。
正しく問題提起をする力。
それを考えさせられる一冊であり、意外と見落としがちな観点を気づかしてくれた、面白い一冊でした!
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