光が強くなると陰も強くなる
こんにちは!かけだし社長の小寺です。
僕は事業の傍ら、コミュニティづくりもしています。
商売のためにコミュニティを作っているわけではないですが、応援される人の数で成功が決まる商売の世界において、両者は切っても切り離せない関係であるのも事実です。
コミュニティづくりをしていて最近学んだのは、
「光が強くなると陰も強くなる」
その可能性がいつも潜んでいるということです。
これは組織内でも、組織外でも起こりえます。
組織内で誰かの影響力(光)が増してくると、それを妬む不満や批判(陰)というのが強くもなります。
これを防ぐためには、皆で良くなっていこうという、同じ価値観、共通意識を持てるかが鍵になると思います。
ただ、組織の結束を強めるために、価値観を根強く浸透させていくと、今度は外からの批判や、やっかみが強くなります。
これは強い組織であるほど、比例して周囲からの攻撃も増していくと思います。
ウォルマートという会社があります。
世界最大の小売企業に発展したウォルマートは、社員の愛社精神が異常なまでに強いことで有名です。
彼らは「ウォルマートの歌」を歌いながら、みんなで歌って踊って、ウォルマートへの愛社精神を示します。
傍からみたら、かなり異常な光景ですし、極度に拒否反応を示す人もいるそうです。ただ、それによってウォルマートの社員の結束は強固なものになっています。
強固な組織に対して向けられるのは
「洗脳されている!」
「宗教だ!」
という声です。
組織を統一し、一枚岩に仕上げる文化づくりは賞賛に値する一方で、周囲からは「わけのわからないもの」、「洗脳集団」というレッテルを貼られがちです。
強い組織づくりと周囲からの拒絶反応は、トレードオフの関係にあるのかもしれません。
強いチーム、強固な組織ほど、独自の文化、共通した価値観が根強く共有されています。
そして、白黒ハッキリするほど、周囲からの反応もまた色濃く賛否が別れます。
ただ、一定レベルまで突き抜けた組織は、周囲の反応も変え、常識を覆すことがあります。
そこまで耐え忍べるかは、組織を先導する者の手腕にかかっている気がします。
また、ここまでいくには、相当な忍耐と長い年月を要するかもしれません。
何れにせよ、組織づくりにおいては、万人に受け入れられるものはないと腹をくくることが大事なのかもしれません。
強くメッセージを出せば、
その分反発も強くなる。
それでも伝わる人に伝われば良しとできるか。
何を大事にしたいかによって戦略は全く変わってくるのかもしれません。
自分もまだまだ組織づくりは勉強中ですが、
このトレードオフは、いつも意識して向き合っていこうと思います。
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