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コミュニティと情報鮮度

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  

僕は仕事より先に人間関係から入りたい人なので、価値観で繋がった仲間の存在は、生涯の財産です。

また、コミュニティを語り出すと、いつもパッションに寄りがちなので、今日はあえてコミュニティのビジネス的な価値について言及していこうと思います。


コミュニティのビジネス的価値は色々ありますが、ひとつあげるとしたら、ずばり「情報の鮮度」にあります。

GAFAMはじめ、大半の企業の目的は、「顧客情報の獲得」です。
顧客情報の獲得になぜ価値があるかというと、それによって的確なマーケティングが可能になるからです。


例えば、テレビショッピングで、なぜ高枝切りバサミを売るのかという、有名な逸話があります。

高枝切りバサミなんて誰が欲しいの?と思うかもしれません。

実は、高枝切りバサミを必要とする人は、枝の高い木を植えられるだけの庭付きの豪邸に住んでいる、という確率が高いと試算できるわけです。

目的は、高枝切りバサミを売ることではなく、高枝切りバサミを必要とするくらい、家庭に余裕のある富裕層を探し出すことに目的があります。

そうして、富裕層をターゲットに、高額商品のカタログを各家庭に送付して、更なる購買に繋げているわけです。


顧客情報というのは、知らないうちに収集されていることが多いのです。

「ネットで〇〇と検索した」
「クレカで〇〇を買った」

こうした消費行動から、顧客ごとの嗜好を分析し、的確に広告を打っていくわけです。
(最近ではこれらの行動に規制がかかりつつありますが)

しかし問題もあります。
それは、「情報は劣化していく」ということです。

一人暮らしの男性だと思っていた人が、結婚をし子供ができたり、都内に住んでいた人が田舎に移り住んだり、日々人々の生活様式は変化します。

この変化に対応するのに、一方的な情報収集では限界がくるのです。

そうした面で、コミュニティでは、誰がいつどんな生活変化があったのかが、リアルな繋がりの中で情報として入ってきます。

コミュニティビジネスでは、顧客情報の鮮度が、とにかく高く、生きたマーケティングをしやすいというのが最大の強みでもあると思います。

もちろんお金目的だけでコミュニティ形成しているわけではありませんが、あえてビジネス的観点で着目していくと、そういった価値を見出すことができるのではないでしょうか。

情報が命といわれる今、強力な人脈ネットワークを築くことが、成功へと繋がっているのかもしれませんね。

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