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コテンラジオ 『アンパンマン』の「やなせかたし編」シリーズまとめ

「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」(通称:コテンラジオ)はApple Podcast総合ランキング1位を獲得。2019年には「JAPAN PODCAST AWARDS 2019」で大賞とSpotify賞をダブル授賞した超人気ポッドキャスト番組です。

今回は「COTEN RADIOショート」と呼ばれるシリーズで、『アンパンマン』の原作者・やなせたかし先生を取り上げています。
メインパーソナリティはヤンヤンさん。終始穏やかな口調で、やなせ先生やアンパンマンのことを語られています。
すっと心の中に、内容が入ってきます。

とはいえ、やなせ先生の人生は波乱万丈。
戦争にも行かれた苛烈な側面があります。

聴き応えあるシリーズになっています。


【48-1】それいけ!やなせたかしとアンパンマン 〜心優しきヒーローに託された愛と勇気〜【COTEN RADIOショート やなせたかし編1】

【今回の内容】
戦争体験者の描く、世界最弱のヒーロー/自閉症気味だった少年時代/劣等感の怪物/父との死別、母との別れ/三度の自殺未遂/銀座デビュー/届く赤紙、聞こえる軍靴の足音

【48-2】ひとりの兵士が見た戦争と飢餓 〜あやふやな正義に潰されたいくつもの夢〜【COTEN RADIOショート やなせたかし編2】

【今回の内容】
縁もゆかりもない九州小倉へ/鉄拳制裁の日々/馬に前歯をポッキリ/暗号班への配属/中国福州への派兵/プロパガンダで才能発揮/終戦、引揚げ/究極の飢餓の中から見出した真理

【48-3】生きているから悲しいんだ!器用貧乏な下積み生活がくれた名刺代わりの代表作【COTEN RADIOショート やなせたかし編3】

【今回の内容】
廃品回収で見つけた希望/最愛の妻との出会い/今に残るデザイナー・やなせたかしの仕事/仕事辞めて漫画家へ/数十年続く便利屋生活/手のひらを太陽に/人生初の代表作『やさしいライオン』

【48-4】電話のベルがりんりんりん!アンパンマン誕生前夜 〜神様 手塚治虫からの一報〜【COTEN RADIOショート やなせたかし編4】

【今回の内容】
アンパンマン誕生/己の才能を発見するやなせたかし/神様・手塚治虫の激烈すぎる現場/辻信太郎との出会い/好きを100%注ぎ込んだ『詩とメルヘン』/初代アンパンマンは人間のおじさん

【48-5】愛と勇気だけが友達?ダサかっこいいヒーローが僕たちに教えてくれた正義【COTEN RADIOショート やなせたかし編5】

【今回の内容】
テレビのヒーローは飢えた子どもを救わない/本物のヒーローはカッコよくない/フランケンシュタインの怪物から生まれたアンパンマン/アンパンマンを愛してくれた小さな読者たち

【48-6】「なんのために生まれて なにをして生きるのか」94年間の軌跡から向き合う問い【COTEN RADIOショート やなせたかし編6】

【今回の内容】
命を、振り絞る/ばいきんまんの目の色は白じゃない/アンパンマンとばいきんまんが織りなす世界観/東日本大震災/やなせたかし、最後の大仕事/アンパンマンよ飛べ、どこまでも

最終回である第6回では、やなせ先生の人生訓も紹介されています。


僕は天才に比べれば才能の薄い人間だった。
それでも続けていたら、なんとかなった。

それは、なんでかというと、運を掴むことができたから。
運を掴むということはどういうことかというと、仕事がなくても自分がやり続けること。

例えば僕は漫画を描いているけど、仕事がもらえなくても絶えず描き続けていなくちゃいけないんです。
そうしないと運は巡ってこない。

やめてしまえば、そこで終わりなんですよね。
自分がやってないとダメなんです。
どんな状況になってもやり続ける。仕事がなくても、自分はそれをやり続ける。頼まれた仕事じゃないから好きなようにやれる。そうすると何かしら運というものはやって来るのです。

その時、初めてパッと運をつかめる。


ちなみに「アンパンマン」のTVアニメがスタートしたとき、やなせ先生は既に69歳でした。言葉に重みがありますね。

やはりやり続けることが、大事なんだと思います。

※やなせ先生の書かれた『絶望の隣は希望です!』も必読!


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