今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2021/9/28 #9
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週で9月も終わりになります。相変わらず「鬼滅の刃」のニュースが出ておりますが、「京まふ」10周年の記事も興味深かったです。僕も仕事で何回か行ったことがありますが、9月の京都は暑すぎもなく、寒すぎもなく非常に快適です。そうした空気感が、京まふ全体にも感じられるのです。
コラボ商品1100種、アニメは産業になれたか 「京まふ」の10年
東京などで開催されている大規模アニメイベントと比べると、京まふはかなりこじんまりとしていますが、特色はありますよね。毎回、京都らしいコラボ商品がトピックの一つになっています。良くも悪くも「公式感」がかなり強いので、冒険したコラボは少なく感じますが、ブランド力はあると思います。
『鬼滅の刃』が他のアニメを圧倒する理由~ジブリ・コナン・『君の名は。』等との差~
記事タイトルは煽り気味ですが、内容は緻密なデータに基づいたものになっていますね。「子どもの心をガッチリつかみ、その親が一緒に見ている。結果として2世帯ないし3世帯で同居する人の視聴率も、他のアニメよりかなり高くなっている」ので、ここが他のアニメ作品との違いです。ジブリ作品なども幅広い視聴者層を獲得していますが、フジテレビによる企画と編成の積極性のおかげで、こうした好成績に繋がったのだと思います。
フジテレビ「+Ultra」米クランチロール社との共同製作体制に合意 「ギアス」谷口悟朗監督のオリジナル企画などを展開
「+Ultra」は、フジテレビ+スロウカーブ+クランチロールの3社の枠になりましたね。製作費的にはクランチロールが主になりそうですし、海外を意識した作品が多くなるかもしれません。
伊藤忠、アジアでアニメ事業…第1弾は「ムーミン」配信やグッズ販売
商社だと昔から住友商事がアニメに力を入れてきましたが、伊藤忠商事も本腰入れ始めましたね。とはいえ日本というよりも、香港で展開されるとのことで、伊藤忠の「狙い」が気になります。
『鬼滅の刃』2期・遊郭編の新情報発表 フジで12・5放送開始 キャスト・主題歌情報も解禁
『鬼滅の刃』遊郭編は、10月から始まるものだと思ってましたが、「無限列車編」のTVシリーズを挟んで12月からですか。制作が遅れているので、こうした措置になったのか、それとも最初から戦略として考えられていたのか……。何れにせよ、待ち遠しいです!
声優・緒方恵美が語る、アニメ・エンタメ業界の危機…コロナ禍は声優たちの「チャンス」を奪った。
『育てられない新人を起用するより、「掛け合いの記憶」がきちんとある、既に信頼おける人とで作ろうとする。新人のデビューのチャンスが圧倒的に減っていくんです』とのこと。これは数年後が怖くなりますね。また声優同様、スタッフも「チャンス」が失われていると思います。ただ、どんな環境であっても、本当に才能のある人は頭角を現すのが世の常です。頑張りましょう。
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