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海外での展示会に向けての準備 その3

・売れる写真て?
・台湾の人にキャッチーな写真て?
・そもそもなんで参加できたんやろ?

順不同ではありますが、自分で投げかけた謎を少しずつ解明してきました。

Q.なんで参加できたか A.横内さんのお口添えがあったから
Q.台湾の人にキャッチーなのは A.日本人が撮った日本の写真

Q.売れる写真て? A.ここ...なぞのままです。

一番肝心なとこですが、実際に売れたことがないので正直わかりません。

ただ、2001年に舞台「The Winds of GOD」ツアーにうさぎの糞の様につきまといで撮影させてもらっていたとき(卒業制作を「舞台裏撮影」として入らせてもらった...あくどい学生やったなぁ)、大ボスの今井さんが「写真お客さんに売ってみたらどや?」と言ってくれて、せこせこ焼いては物販ブースの脇に貼って「500円です」と売ったら買ってくれたお客さんがいた。

それはあくまで「写っている役者さんが好きだから」買ってくれたのであって、私の写真が素晴らしいと感じたからではない。ただ、今から思えば「お客さんが欲しがるであろう写真」を私はその時に撮っていたんだよなぁ。

普段は、舞台が開演してから、楽屋挨拶〜うまくいけば打ち上げに参加できるお客さんはいても、開演前のゲネプロや筋トレ、ケータリングをつまむ姿、本番前で「撮るな〜今はダメ〜」って言う楽屋での素の顔。そんなのは、通常のお客さんは見ることはできないし、あまりパンフレットにも載らないから今井さんの本心は「せっかく裏側撮ってるんだから、ケチらずもっと見せてやりぃや」だったのかもしれない。

実際に、今井さん追悼イベントの時に2L版から六ツ切りに伸ばしたプリントをロビーに貼らせてもらったのだけれど、お客さんたちは食い入るように見ていてその後姿を見て胸がキュウウウウっと締め付けられた。もっと!遠慮せずに今井さんを撮っときゃよかった!って。(怖くて近づけず他の人ばっかり撮ってたから)

というわけで売れる写真の定義の一つは「お客さんが欲しているもの」

商売の基礎でしょうけど、お客さんの需要に合わせて供給したら売れる。欲しがっているお客さんの財布の勘定で、手に入るか入らないかギリギリの価格帯を攻めて自分の利益を上げる、というのがセオリーなんでしょう。

そこいくと今回自分が提供するテーマ『熊野KUMANO』が、台湾の人の目にどう映るのかはっきりわからない。実際参加してみて結果、どうだったかを報告したいと思います。

少なくとも普段の私をよく知る人に見せた感想は「ここどこ?」という率直な反応が多くて、私が撮る写真はいまいちどこだかわからない。信濃川か、利根川、四万十川かもしれないし、瀬戸内海も日本海も太平洋も同じ様に写ってしまう。

「台湾の風景って、日本によく似てるのねぇ」

と言われた時は、「いや、和歌山です」という正解を言わずに、正直褒め言葉として受け取った。ちょっとうれしかった。ある意味、それが私らしさで私の出せる味。昆布からはこぶ出汁、干ししいたけからはしいたけ出汁、鰹節からはカツオ出汁、がとれるように、私の味というのがいつのまにか出来上がってじわじわ甘みや渋みを出しつつあるのでしょう。

花蓮を撮ったら鳥取に見えて、熊野を撮れば台東に見える。そういう写真を撮って、日台を行き来したい。そして世界を撮ってもきっと「ああ、札幌ね」とか「沖縄の離島?」とか言われるような写真を残してみんなを面白がらせたり、ワクワクドキドキさせたりできたらいいなと思う。そういうことができる、写真というツールが自分にとって最適な相棒だし、そんなゆるゆるしたことをしていることが許される、今の世に生きていて本当にしあわせ。

さて、これで終わろうと思ったけど、番外編に続きます。


第八屆台灣攝影藝術博覽會將於10月4日至10月7日為期四天在新光三越台北信義新天地A9館9樓舉行,齊聚歐、美、亞洲五十位攝影家及國內外專業藝廊,本屆以「風景攝影藝術 Landscape as an Art」為特別企劃,邀請著了美國知名風景攝影大師 Christopher Burkett(克里斯多弗.伯克特)及日本知名廣告攝影大師 Yoshihiko Ueda(上田義彦),展示他們二位創作生涯中風景攝影藝術作品的全貌。

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