見出し画像

Zoomで議事録002-ゆっこ先生-

Zoomでのインタビュー2回目です。

今回は乗鞍高原の番所にあるペンションマドンナのママ、ゆっこ先生とおしゃべりしました。

なにするの?

すもも荘代表のおおすだとしえさんと、すもも荘に関連のありそうな人とが対話をして、それをnoteに綴る。

・対談相手のことを話してもらう

・すもも荘の話をする

その対談と議事録を定期的に続けることで、いざOPEN!ってなった時にこんなこと話してたね、こんなことあったね。という記憶の補佐になればいいかな、という思いと、すもも荘のファンづくり、しいては乗鞍のファンづくりにつながっていけばいいかなと思う。

「ゆっこママ」「ゆっこさん」「ゆっこ先生」

ご出身は栃木県日光。幼いころに暮らした自然の中での記憶と、学生時代に乗鞍を訪れた時の感覚がビビビっと一致して、「ここで暮らしたい!」と乗鞍での暮らしを決めたんだそうです。

・ペンションマドンナのママ、3兄弟妹の母として

宿の魅力は、建物の美しさ、景観や立地の良さ、乗鞍岳の絶景を眺める展望風呂に入れること、お料理やお酒の美味、くつろげる快適なお部屋。

「ゆっこママとのおしゃべり」「四季を通して自然の中を散策するツアー」「音楽やお酒を楽しめる場として」人気が高くリピーターさんが多いペンションです。

オーナーと3人の息子・娘、スタッフさんたちに囲まれて、常に大所帯の中でキラキラとした存在を放つ存在です。

・音楽家として

乗鞍は音楽と縁があります。

ゆっこママのもう一つの顔は、音楽家であり、教育者の顔です。私たち姉妹もピアノの教室に通っていたので、今でも「ゆっこ先生」と呼んでいます。

大野川小学校には、スクールバンドという活動があり、児童が各楽器を3年間担当して、地域の行事で演奏をしていました。今はその活動が、アルプホルンや太鼓での演奏として、みなさんに親しまれています。

このインタビュー中にも、ゆっこ先生が「大野川小中学校の校歌」の伴奏を弾いてくれました。

今回の自粛期間

「不安はあるけれど、何とかなる!という思い」と、「乗鞍に居たい、乗鞍で生きたいという気持ちが明確になった」とのこと。

観光業・サービス業・宿泊業。三密にならざるを得ないこのお商売で、どう生きたらいいか。

ゆっこ先生が生きがいに感じるのは「子どもたちが安心して、それぞれの能力を引き出せる自然たっぷりの環境」で、こどもたちと一緒に過ごす時間だそう。山歩きでも、演奏会でも、一緒にご飯を食べる時間でも。

こんなエピソードがありました。まだ乗鞍の地名が安曇村だったころ(現在は松本市安曇)、姉妹村がスイスのグリンデルワルドでした。夏の音楽祭に有志のメンバーで訪れた際、発表の直前、当時小学5年生だったとしえさんの全身に蕁麻疹が!

これにはゆっこ先生も慌てたそうです。現地のドクターのところへ行き、もらったお薬を飲ませたところ赤みも痒みも引いて、2人とも舞台に立つことができました。

しっかりものです。ナイーブな面だってある

実はその時に処方されたのはビタミン剤。プラシーボ効果で蕁麻疹がひいたということは、「としえちゃん、よっぽど緊張してたのね〜」って。

現地の家庭でのホームステイ、食事や時差、移動時間の長さなどの非日常に、旅の楽しさを感じながらも、身体は参っていたのかもしれません。

こどもたちは、心も身体も素直で正直。だからこそ、その子に合った環境やサポートを用意してあげたい思いが、徐々に増しているそうです。

全身で感じる、乗鞍の四季

「風がね、黄緑色なんだよ」白樺の新芽が出始める初夏、木の葉を通って鼻に抜ける風を、こう表現していました。なんか、わかる気がする。

その「黄緑のとき」は、本当に一瞬です。あっという間に緑色でわさわさと葉が生い茂る夏に突入します。その、一瞬を味わって「生きてる!」と感じるのが毎年の楽しみ、とゆっこ先生は目をキラキラさせていました。

滝のそばに住み、歩いて滝に行ける暮らしが叶っている

「滝に歩いていって、徳利に入れた日本酒を飲んで、滝のそばで昼寝をして帰る。これ最高の時間なんだよ〜♪」

マイナスイオン、とかいう言葉が流行りだす前から、滝から浴びることができる自然のやさしい回復力を知って、滝のそばに住みたい!と願った生活が叶っている、ゆっこ先生の、今の乗鞍での暮らし。

乗鞍には「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」の3つの滝がありますが、四季それぞれの顔を見せてくれる最高の癒やしスポットです。

「暗い夜道で、建物からの明かりが灯っていたのが見えた時うれしかった」

4月から、ご縁あって1人目の入居者の方が住んでくださっています。夜、その方の居住スペースに明かりが灯っていたのを見て、

「松本市内から乗鞍に帰ってきた時に、車のフロントガラス越しに「四季のうたに、明かりが見えた時。本当にうれしかった」と、ほくほくの笑顔で話すゆっこ先生。

乗鞍は、星空が本当にきれいに見える場所なのですが、夜は本当に外灯が少なくて暗くて怖いんです。歩いても、運転していても。

そんな中で、ポッと明るい建物が1軒見えただけで人心地がつく。というのは、本当に人間として生きている感覚。「安心」する灯りなんだな、と感じます。

ことあるごとに「絶対にちえちゃんととしちゃんが帰ってくるって、信じてるから」と、言ってくださっていた言葉が、時を経て、実現したのです。

その愛と信頼に心からの感謝を♪そしてこれからもよろしくお願いいたします。

次回は、関東のゲストをお迎えします。


サポートありがとうございます! 私に書くことの喜びを感じさせてくれて 心から感謝します。大切に使わせて頂きます(^-^)」