機材について
FUJIFILM X-100t(現在修理中)
FUJIFILM X-T1 + 15-80mm
PENTAX KP + 35mm macro + 15mm
機材へのこだわり
機動性やシャッター速度は大切ですが、色味、風合い、人物撮影する時の距離感、触り心地が大事と考えます。
自分自身、撮られることが得意ではないので、実際ギョギョっとするようなレンズをこちらに向けられると、ちょっとした拒否反応で身体をそむけてしまうことがあります。
高級コンパクトデジカメの良いところは、Ricoh GRシリーズのように「パーティーカメラ」ポケットに入るのによく写る。作品撮りもできる。なのに、コンパクト。人に対して圧迫感の無い所がいいです。
X-100tは、レンズ一体式なのでよりコンパクトで、人に親しみを感じるデザインです。大概の人は「フィルムカメラ?」と反応してくれるのでとてもうれしい。まさか撮られているとは思わない気楽さで、表情を引き出してくれます。
フィルムのような質感
PENTAX KPと合わせて揃えたレンズたちは大変写りがよく優秀です。しかしデジタル感が半端ないので肌色、木々の緑が思った色に再現できず苦悩していました。物撮りや風景写真には大変有能な一台です。
友人が使用していたXシリーズを、同じタイミングで使わせてもらった所フィルムで撮ったときのようなグレイ、緑、青の再現ができたので大変驚きました。
もともとフィルムからカメラを始めたので(今でも作品撮りはブローニーです)どうしてもデジタルの良さとフィルムの良さの両方を欲しくなってしまう気持ちが否めません。
その点、富士フイルムのカメラはその思いを実現してくれるので大変心強いです。
フィルムカメラの味
味といっても、食べるわけじゃありません。シャッターを切る時の緊張感と高揚感は何にも替えられません。そしてフィルムを巻き取って現像する時は心臓がバクバクします。
フィルムが上がってきてプリントすると、思い通りに撮れていたらサイコーの気分ですし、万一写っていなかったりカブってしまっていたらなんかもうザンネン過ぎてしょげます。
ただ、事故った画像も面白いのでそれはそれで楽しめます。
私が使用するリコーフレックスは絞りもシャッタースピードも、時代遅れですがゆったりと時間を越えて撮ることで、写りこむものがあると信じています。
自分自身が感じた「なにか」を、写真を見た人が「あれ?」と気づいてくれたなら本当に幸せです。
さいごに
写真は、技術でも、機材の良さでもなく、その人となりが写ります。iPhoneで目の前の事象を撮るとして、誰が撮っても同じように撮るほうが難しい。
その人の個性が必ず写りこみます。
機材を選ぶ理由は、自分といかに相性の良いバディを選んでいるか。ただそれだけです。どんな車で走っても目的地に着きますが、車内の環境やペダルの踏み心地は、身体に馴染むかなじまないか個性が出るのと同じです。
たくさんのカメラを触ったわけではないけれど、ミーハーなので人のカメラはよく見えるものですが、今最愛のバディーは彼らです。という気持ちを一旦書きました。
サポートありがとうございます! 私に書くことの喜びを感じさせてくれて 心から感謝します。大切に使わせて頂きます(^-^)」