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多くのセラピストマネジャーがアサーティブになれない理由

前回の記事より、アサーションを駆使しながら「アサーティブな状態」になることが善であることは理解して頂けたかと思います。しかし、頭で理解していても実際の現場でマネジャーを含め多くの人はすぐにそうした状態になれないといいます。

平木はアサーティブになれない原因として、

1.自分の気持ちが把握できていない。
2.結果や周囲を気にしすぎてしまう。
3.基本的人権(アサーション権)を使っていない。
4.考え方がアサーティブでない。
5.アサーションのスキルを習得していない。
6.身体が語るものが言葉と違う

を挙げています。

*アサーション権とは:
私たちは誰からも尊重され、大切にしてもらえる権利のこと。人の尊厳は誰も侵すことも、誰からも侵されるものではないことを意味している。

リハ部門のマネジャーでなくとも、人は年齢を重ねれば習慣や癖はなかなか変えることは難しくなります。しかしながら、マネジャーとしての当事者意識を持ち、自らアサーティブな状態になり部下や他部署と向き合い、接するようにするだけで、多くの変化、多くの成果が生まれる可能性があります。現状をしっかり意識しながら、少しずつ日常の現場で訓練していくことが大切になります。

マネジャーとして効果的なアサーションの活用

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