\喬木村/和傘を作るワークショップを開催しました!
こんにちは!
"こくりな"改ため、ふるさとLIFE CAMPUSのさやです。
2022年12月に、長野県喬木村のみなさんとの共催で、
\和傘素材deランプシェード創作/知って、つくって、考えよう!
というイベントを開催したのですが、とってもよかったので報告します!
和傘の問屋さんが、あと1件になってしまったんです・・・
イベントを実施することになったきっかけは、
紹介で知り合った喬木村の職員さんのお話を聞いたところからでした。
そもそも"喬木村"ってどんなところなのでしょう?
「たかぎむら」と読むのですが、長野県の南信州エリアに位置します。
ここ喬木村は昔から和傘を特産としており、
この地で生産された和傘は特別に「阿島傘(あじまかさ)」と呼ばれて
親しまれています。
阿島傘を残そうという地元の方の活動があったり、
学校でも阿島傘の制作体験ができる時間があったりと、
地域の方たちの想いが込められて現代まで残ってきている阿島傘ですが
なかなか後継ぎになってくれる人が見つからず困っているということでした
だからといって、いきなり継承して欲しい!というのではなく
まずは阿島傘のことを都心の人に知って欲しい!
そんな想いをお聞きして、
阿島傘の魅力を知り・実際に作り・より知ってもらう方法をみんなで考える
そんなイベントを企画しました。
<知る>紙なのに雨をしのげる!?リペアして何度も使える!
イベントの会場はお馴染みの銀座NAGANO
この日のために喬木村のみなさんが用意してくださった和傘で作った可愛いアイテムが入り口に展示されていました。
傘という使い方だけではなく、
ランプシェードや小さいオブジェとして使えるように工夫されたアイテムがたくさん。
驚きだったのは2段目にあるミニ傘は
なんと柄の部分を3Dプリンターで作成されたとのことで工夫がすごい!
もちろん本物の阿島傘も会場で手に取れるようになっていました。
写真で見ると分かりにくいかもしれませんが、とても大きくて重い。
その重厚感がリッチな気分にさせてくれます。
そして傘を開く瞬間のバリっという音がかっこいい。
和傘は和紙を貼って制作されているのですが、雨に対応できるように油が塗ってあるのが、バリっという味のある音を出すそうです。
ビニールではなく紙なのに、バッチリ雨を凌げるなんて
改めてすごい技術ですよね。
もちろん他の傘と同様劣化はするし、時には破れることもあるそうですが、
敗れたり弱った部分だけまたリペアすることが可能だそうで、
1つの大切な和傘に出会ったら、ずっと使い続けることができるのも魅力。
<作る>和傘の材料でランプシェード!
阿島傘の魅力を知ったところで、おまちかねの制作体験!
喬木村からは、現在地域おこし協力隊として阿島傘に関わっていらっしゃる3名の方がいらして丁寧に説明くださいました。
できあがった骨組部分に和紙を貼っていくところから、いよいよスタート!
見た目は簡単そうですが、むらなく十分にのりを濡れるかどうかは慎重な作業。それまでは楽しそうにおしゃべりしていた参加者の方々も、自然と集中して静かになっていっていました笑
全部貼ることができたら、
今回はランプシェードなので傘が開きすぎてしまわないように糸で縫い合わせます。これも難しい・・・!
順調に工程を進んでいくと、だいぶランプの形になってきました!
仕上げに自分らしいデザインにしていきます!
和傘なんだけれどもモダンなランプシェードができあがって
参加者のみなさんも「かわいい・・・!」と自画自賛の嵐。
個性豊かで素敵なランプができあがっていきました。
(完成品はこの記事の最後でご紹介♪)
<考える>木から傘になるまでツアー?フォトウェディングに和傘?
イベント最後のパート、考える。
阿島傘の歴史や魅力について知り、実際に手を動かして制作してみた参加者のみなさんに協力していただき、以下のテーマについてアイディアを出していきました!
今日の参加者の方々は
喬木村ご出身の方、なんと親戚が阿島傘を作っていらした方、
今回初めて喬木村を知った方、伝統工芸・文化に興味があった方と様々。
それぞれの観点で素敵なアイディアを出していただけました!
以下に一部のアイディアを紹介します!
1)木から阿島傘になるまでツアー
この日は和紙を貼る工程のみの体験でしたが、
材料の木を切って、骨組を作って、和紙を貼って、デザインして、
という各工程を喬木村現地で体験でき、最後には自分だけのオリジナルの阿島傘が出来上がる体験型ツアーをしよう!というご意見でした。
ただお店で傘を買うのとは違って、
通って手を動かすたびに愛着が湧きそうですし、その過程で出会う職人さんとの繋がりも大事にできそうで素敵なアイディアですね!
2)フォトウェディングを阿島傘でスペシャルに!
コロナをきっかけに、挙式ではなく写真で結婚の思い出を残そうという方が増えてきた昨今。
海での撮影、東京駅でおしゃれに撮影、などもいいですが
あえて和傘を片手に和風で決めるというオリジナリティがあってもいいかも!というアイディアでした。
なんとアイディアを出された方は実際にご自身の結婚の際に阿島傘を取り入れられたそうです!和傘の美しさや高級感が活かされるアイディアですね!
3)温泉旅館での阿島傘貸し出し
和傘を日常で使うには少し恥ずかしい。
そんなことを思われる方におすすめのアイディアとして出てきたのがこちら。温泉街でのちょっとした非日常をより楽しめるアイテムとして、旅館の貸し傘を阿島傘にしたらどうかというアイディアです。
旅がより一層忘れられないものになりそうですよね!
他にも沢山のアイディアが出てきて、どれも阿島傘を知ってもらうきっかけとしてとても面白い内容ばかりでした!
今後が楽しみになってしまう時間で、私も楽しませていただきました!
・・・
そしておまちかね、参加者のみなさんが作成された作品で点灯式です!
カラフルで、あたたかみのある光が灯っていて美しい・・・!
この日はクリスマスに近い日でしたが、みなさんにとって特別な夜になったんじゃないかと願っています✨
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
今後も喬木村や、こんなイベントに興味がある方へ
今回喬木村さんと一緒にイベントを企画させていただいたのですが、
私たち「ふるさとLIFE CAMPUS」は
地域で何か始めたい人(STARTER)と、それを応援する地域(ふるさと)が繋がり共創するきっかけを作っています!
大きく活動は以下の3つ。
今回はふるさと(喬木村)の課題に一緒に取り組んだのでGARAGEです!
喬木村さんのことをもっと知りたい!
今回のようなGARAGE、他のイベント・活動に参加してみたい!
参加だけじゃなく、なんなら運営メンバーとして関わりたい!
そんな風に思ってくださった方は、ぜひ以下のフォームからご連絡ください!
詳細案内はこちらをご覧くださいね♪
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