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誰よりも現実と向き合い、拘って、 『それでも僕らは』を伝えられる人。









隠さずにそのまま見せればいい。
努力もしていないのに褒められてはいけないそんなことを思っていた。
いつだってもう一人の私が笑ってくれない。
大きな海のように空のように優しいひと、太陽の温もりを感じるひと。
知らぬ間に築いていた、居場所がそこに在るということに気づいていないだけかもしれない。
無駄なんて一つもないよ。全身全霊が感じた。
どうしたいか、全て委ねてるような人生だった。
誰にも見せちゃいけない、
誰にも言っちゃいけない、
言葉を、感情を、
曝け出して、いいんだよ。










どうしても暗いこの闇を何と名付けよう。
どうしても明るいこの光を何と名付けよう。
名もなき感情たちよ。
名もなき情熱たちよ。
未来を約束されるのは嫌なんだ。
曇り空を励ましていた。優しく見守る太陽に手を振った。分厚い雲が晴れた先には見たことのない青空が広がっていたよ。
あなたの声を聴くと力が漲るんだよ。
夢という言葉が苦手になった。
負けたくないって思うほど、自分を取り込もうとする欲望が大きくなって、それを汚い、と感じるようになった。欲望まみれの世界も、自分も嫌いになっていった。
小さく小さく疼く塊も、少しづつ少しづつ形を変えていて、真っ直ぐに、ただ、真っ直ぐに、ぼやけていた世界に光が差し込んだあの時を今も鮮明に覚えているよ。
夢を見せる人、与える人。
誰よりも現実と向き合い、拘って、
『それでも僕らは』を伝えられる人。
唄う時に、嘘は一つだってない。
真正な、場所。白い世界。
誰に何と言われようとも、ずっとそこに居続けたい。
私は、唄いたい。







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裸足が好きです

白よりの藍

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