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40歳妊活始める③子供がそんなに欲しくなかった私が41歳目前にして新たな病院へ

38歳で結婚をして、40歳で1つ目の不妊治療の病院へ行きましたが、合わず、その後、排卵チェッカーを使い、自分たちで妊活をゆるゆるとしていましたが、相変わらず排卵チェッカーの印がうっすらとしかでない感じでした。

そして、一つ目の病院に行かなくなり一年後、もうすぐ41歳になるのをきっかけに、再度病院へ通おうと決意します。
なかなか行かなかった理由の一つに、果たして私は本当に子供が欲しいのだろうか、お金と時間がかかり、体に負担もかかり、さらに仕事に迷惑をかけ、やっぱりやーめたとはできない子育てを私がしていけるのか。
仕事は子供ができたらどうなるのか。
さらに私は親子関係がそんなに良くないので、そこもまた引っかかるポイントでした。
自分のような親子関係になってしまわないか。
真面目に考えれば考えるほど、子供について躊躇してしまいますよね。
昔からお母さんに憧れていた人ばかり周りにいた気がします。
私は全くお母さんに憧れがなく、本当にみんなが本気でそう思って言っているのか、心から不思議でした。
また、夫婦関係がとても良く、私を大切にしてくれてる夫に子供ができたら、子供優先となり私のことはほっておかれるんじゃないか?というしっかり自己中な心配もありました。
もう1人、人が来たら家庭内での人間関係のバランスが変わってしまうことを心配していたのです。
そう、私はとても自分勝手なのです。そんな人がお母さんになれる?
周りのお母さんたちはちゃんとお母さんをしていて、自己犠牲をしているように見えてました。
それが正しいお母さんの形であると、また自分に呪いをかけていたのです。 
しかし妊娠にはどうしてもリミットがあります。
不妊治療をいつかやっぱりやっておけばよかったと思ってしまう日がくるかもしれない。
そして私は妊娠しにくいと前回の病院ではっきり言われたので、治療をしても授からない可能性も高い。
そんな時に通勤電車の中吊り広告でとある病院が目に入ったのです。
自宅と職場のちょうど真ん中くらいで通勤圏内、定期で気軽に来れる。
前回の病院は渋谷だったのであの喧騒もまた疲れる原因(駅から少し歩く場所にあった)でしたが、今回はよく遊びに来るお気に入りの街。
口コミをさっそく見たらなんか良さそう。
行ってみて嫌だったらまたやめればいい。そう思い夫に相談して、2人で行ってみました。
何かまた嫌なことを言われるんじゃないかと、すごくドキドキしながら診察室に入りました。 

先生の第一声はなんだったかな?
いっらしゃい?こんにちは?
忘れたけどとにかく入った瞬間、陽気!
全力の笑顔でとにかく陽のオーラがすごい笑
こっちも笑っちゃう感じ。
そしてこれまでの経緯を話したところ、うんうん
強く頷いて、暖かく包み込んでくれる優しい言葉と仕草と笑顔に、わたしは泣きそうになったというかちょっと泣いてたけど我慢しました笑
そうか、わたし、先生に寄り添って欲しかったんだなぁと。
この先生の元ならもしうまく行かなくても、納得がいくと思った。そして自分の中で一年頑張ろうと決めて、ここに通うことになります。
ではまた次回と診察室を出る時に
両手で全力で手を振りながら見送ってくれた先生。診察室を出ると、夫が「先生、手振ってたね笑」と。2人でふふふと笑いながら話してました。
そしてここから、本格的な不妊治療が始まります。

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