真夜中に突然涙が止まらない、 "いい子"の話
真夜中に突然涙が出てきてしまう最近の月子です。
直接的な理由なんてありません。
間接的な理由はたぶん幾つかあるけど。
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私って(自分で言うのもなんだけど)、たぶんすごく大切に育てられてきたんですよ、日本の中流階級の理想の娘として。親にも親戚にも友人にも。
子どもの頃はそうでもなかったけど、20歳になったあたりから「大切に育てられたんだね」って羨ましがられるし、育ちがいいと言われてそれなりにモテました。
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みんな口を揃えて言いました。
「○○にはこうあってほしい、ずっとそのまま清く生きてほしい」と。
期待された私は、清く生きようと頑張りました。
でも、そうやって生きてるうちに、本当に分からなくなってしまった。
自分がどうやって生きたいのか、自分は何がしたいのか、自分は何が好きなのか、自分はどんな人間か。
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どうやって生きるべきか、私は何を求められているのか、それをずーっと考えては、気付いたら求められた通り行動して生きてきて、これまでの人生を振り返ったら私自身の意思なんてなくて、突然大人になったら「あとはあなたの人生です、社会の枠組みの中で生きたいように生きなさい。せいぜい頑張れ。」と言われて、言い訳できなくなってしまった。
確かに、私は自分の意思決定がないのを人のせいにしているから、こうなったのかもしれない。
それもそうだと思う。
実際こうなったのも、そんな自分が嫌で変わろうとしなかったのも私の自己責任だ。というか、そう思わないと、私は前に進めない。私はもう誰かにおんぶしてもらえるような子どもじゃなくなってしまったから。
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私はこの先一生幸せになんてなれない気がする。
就職してもしなくても結婚しても結婚しなくても子どもができてもできなくても一人でどこかへ移動してもしなくても老婆になってもならなくても。
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今の私から若さを取ったら、私には一体何が残るの?
そんなことがずーっと堂々巡りするだけ。
もう、若いうちに死にたい。
綺麗なうちに死にたい。
長生きなんて絶対したくない。
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自分の不甲斐なさを思っては涙して、いい子の私は匿名のネット上でしか弱音を吐けないんだ。惨めだなあ、ふと思う。
私はやっぱり弱い人間です。現に、自分は恵まれているといって、周りに難癖つけたがる。
外面ばかりを気にしては、リアルな知り合いに弱音を吐けない。
何かが自分の中で壊れてしまいそうだ、
そう思っていたけど、もうすでに壊れかけているのかもしれない。
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それでも誰かに励ましてほしいわけじゃないんですよ、本当に。それに、言ったところで相手に気を遣われるのも本当に心が苦しくてたまらない。
涙が止まらない、そんな真夜中に。
ただ、誰にも読まれまくても必要とされなくても、こんな文体もわからない書き殴りの文章を書くだけ。
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どんな内容であれ、文章を書いてる時が結局1番心が落ち着きます。
おやすみなさい。
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