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女にとっての結婚とか出産育児とか

私は性差別主義者ではないし、ジェンダーの専門家でもない。だからあくまでも私個人の視点ではあるのだけど、男女では身体の機能上、人生で背負うものに違いが出てきてしまうのは、今のこの国では仕方がないと思う。

*全部個人的な見解ですが、これから話すことについて不快に思われる方がいたらすみません。

女が自分の生活費を稼ごうと思えば稼げていく今の時代では、専業主婦一択の時代よりも、生き方を選ぶのが困難になっているのではないかと感じている。

男女それぞれ子どもが欲しいと思ったとして、産むことは女にしかできないし、育児だって結局主に行うのは女であるケースが多い。仕事一筋の父親の背中を見て専業主婦の母に育てられた男が、家事も育児を率先して行ってくれるなんて極々わずかだと思う。

これも然り、女側から見ても自分も母親のように結婚したらやりたくもない仕事を辞めて育児に専念できると思っていたのに、経済的な理由から働き続けなきゃいけないギャップをしんどいと思う人も少なからず一定数いると思う。

みんな簡単に育児は手伝えばいいとか言うけど、そういうこと言ってる人の大半は、育児の現場を真当たりにしたり実際に手伝ったりしたことない人が多くない?(もしくはそばに元気な両親が住んでたり、金銭的に余裕があってシッターを雇えたり、ね)。みんな最初はそう言っていても、授乳は母親しかできないとか世話の仕方がわからない、仕事が忙しいとか理由をつけて結局ほぼ女がやることになってしまう。

そんなことを考えると、女である自分は結婚したら幸せになれるのかという疑問に行き着く。もしかしたら、結婚しない方が幸せになれるんじゃない?

結婚自体はいつでもできる。けれど、出産には"適齢期"が存在する。

医療技術が発達しているといえども、不妊治療にはお金がかかるし、生まれてくる大事な命のことを考えれば健全な子を産みたい。

自分のライフプランを考えると、子どもが欲しいと思ったら、まず結婚相手がいるかどうかはもちろん、出産育児ができる仕事環境を確保して、なんとか20代のうちに計画を立てていかなければならないし、もちろん同意してくれる相手でなくてはならない。

命がけで出産し、泣き止まない我が子にも大変さを感じながらも愛情を持って育てる。

「愛情を持って育てる」なんて言葉にすれば簡単に見えるだろうけど、育児は本当に大変だと思う。意思疎通のできない赤ちゃんから育てて、教育費のほか習いごとをすれば青の天井だし。もし何かの理由で離婚したらほとんどの場合、親権は母親だからたとえシングルになっても最後まで責任を持って育てなければならない。

私は、女性は絶対に結婚して子どもを産まなきゃいけないとは思ってないし、むしろ数年前までは結婚したいと思ってなかった。結婚しても子どもをつくらない人も今後増えるだろうし、それ自体悪いことでは全然ない。(幸せなら人生で何を選ぼうといいじゃん?)

話が少し逸れてしまったけど、22歳の今の今まで子どもを産む・育てるということをライフプランに入れて計画したことがなかったし、「○○ちゃんと旅行〜いぇーい」なんてことをのんきにインスタのストーリーにあげながら「仕事どうしようかな〜」しか考えていなかった。

「今まで男女差なんてほとんど感じてなかったけど、就活の時期になって突きつけられるよ。」と言っていたOGの言葉をようやく最近になって理解したのだった。

それは"差別"ということではなくて、考えなければならない要素、意識の違いだと思った。

こんな記事を書いてみたのは、実際自分が将来的に子どもが欲しいと考えるようになって、明らかに男と女では出産とか育児とかがライフプランにどう組み込まれるか意識に差があると、いざ社会人になる年を迎えてはじめて、ひしひしと感じられたからだ。

今までちゃんと考えたことがなかったけれど、結婚と出産育児を選択するということになると、女の人生にとって1番大きな投資なのかもしれない。

私はただの22歳だし、個人的な見解でしかないのだけれど

ここまでちゃんと考えると、子どもがほしいと思っていたけど、私ってそもそも結婚とか子育てとか向いてないんじゃ…と思えてきて、ある場所でこのことを相談して話してみたところ、思っていたよりも女性の共感があったので書き留めておこうと思った。(こんな長文だし、noteで読んでくれる人なんているのか分からないけど、ここまで読んでくれてありがとう。)その場に男性があまりいなかったからかもしれないけど、男性の共感はあまり得られなかった。

この記事で、結局どうしたらいいかみたいな結論は出てないけど、男の人でも結婚・出産・育児について、ふーんなるほど、程度では知っておいてはほしいし、恋人がいるならぜひ直接聞いてみてほしい。今、結婚や子どもに興味がない女の子も、私みたいに急に方向転換するかもしれない。結局みんな直前にならないとわからないんだけどね。

多様性のある世の中だからこそ、選択肢も増えるわけで。それはとても恵まれているけれど、困難を極めている。余裕がなくなると、あらゆる情報に惑わされすぎて、目的と手段を間違えそうになってしまうことも多い。

幸せってなんだっけ

私たちは幸せになるために生きてるんだけど。

幸せって主観的な感情でしかないから、恵まれてるっていう客観的な要素を集めればいいってわけでもなくて。

幸せに生きるって難しい。きっと幸せってなんだっけ、と思いながら今日も温かいご飯を食べて温かいお布団に寝るんだろうなあ、私は。





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