【雑記】人はみなわけあり物件それでよし+告知
少しお久しぶりです。今週はこれでもか!というほど仕事がバタついていて、業務を捌ききれない自分の要領の悪さにムキーッ! となりつつ、でも一つ大きなブレイクスルーを得たので、心の収支は大黒字な私です。
これ気づくのに20年以上かかった
実はシンプルなんだけど、それゆえ気づかなかったこと
(自分にとっての)結構な大舞台が仕事であって、始まる前はド緊張していたのですが、いざ出番になって文字通りスポットライトが当たった瞬間、マイクを握る手にキュピーンと力がみなぎり、するすると興が乗ってきたらしく。
昔取った杵柄、とでも言うべきでしょうか。ちょっとだけ演劇やってたんです。で、この日は某大学講堂にて、笹塚・オンステージが開幕しました。持ち時間の15分を優に超え、司会者の「ちょっと……」な視線を痛いほど感じつつ、でもほら、いま私の時間なんで! と振り切って、いろいろとやらかしてきました。。
舞台から降りてすぐ、やっちまった……と我に返るのも最早デフォ。すべてを見守ってくれていた長い付き合いの戦友N氏が、あえなく青ざめる私に一言、こう言い放ちました。
「よくやった」。
そう、よくやったのだ。
正直、あの場にいた人たちのリアクションは知りません。というか、知りたくもありません。いい評判だろうがdisだろうが、それらは私が気にすることではないからです。
なぜか?
人は人。この言葉に尽きるからです。
で、大仕事を終えてN氏と打ち上げをしました。ロイホで期間限定の「苺のプリン・ア・ラ・モードパフェ」をおごってもらいました。なんとお値段、1,480円(税込1,628円)。N氏、いい人(判断基準)。
で、メインの「実はシンプルなんだけど、それゆえ気づかなかったこと」なんですが、つまりは「人は人。同じ文脈で、私は私。以上」。恐らくは私のトラウマの核となっている中学時代の経験に、この言葉を当てはめてみたのです。
N氏は「パンケーキ&苺のプチブリュレ」(1,580円(税込1,738円)!)をつつきながら、私がぽつぽつと話すのを、じっくり聴いてくれていました。
「つまりね、思い出せないんだ。あの中学校にいた同窓生の顔も名前も。一人もだよ。ただの一人も。だから、私にとっては『どうでもいい情報』として処理されてんだな、って気づいた。20年以上かかったけど」
「ほう」
「あいつら、束になって私をいじめ続けたけど、私、死ななかったじゃん。いま生きてんじゃん」
「まぁな」
「そういうことなんだよ」
「うん」
「もう気にし続けるだけの脳のスペックもないし、そんな容量の余裕があれば、創作に費やしたいのね」
「うん」
「どうでもいい情報はどうでもいい。私は、どこの誰が私をdisろうがヨイショしてこようが、もう意に介さないことにした」
「ふふ」
「私は、自分が好きな人たちを大切にすることに時間を費やしたい。だって有限なんだもん。人生、めっちゃ時限式じゃん」
「ふふ」
「それにいま、私、しあわせだし」
「ふふふ」
「え、私なんか変なこと言ってる?」
「すげぇ変。変だよ笹塚。変だよ」
私より先に泣くなよ、N氏。つられて泣いちまったじゃないか。ファミレスでうずうず泣いている明らかに不審な私たちでしたが、席が隅っこだったので助かりました。
どうでもいい人からどう思われても、どうでもいい。これは大きな気づきでした。
N氏はパンケーキをかっこむと(「パンケーキ」と「かっこむ」との取り合わせの妙)、最近肩こりがますますひどいとぼやく私へ、こんな金言を私に送ってくれました。
「まぁ生きてないと、老いれないよねー」
文学フリマ38に出店します&新刊のお知らせ
わけあり物件探し、しませんか
というわけで(?)5月19日(日)に開催される「文学フリマ38」に出店することにしました。懲りずに新刊出します。今回は歌集です。
◇歌集 わけあり物件探し
おずおずと、ちょっと本気。
私にとって短歌とは、時に楽しく、時に苦しい不安定な内面の、おずおずとした発露なのだと思い至りました。
世界をもっと面白がるため、できる限り足掻いてみたい。それでいてずっと、ふらふらふざけていたい。己の欲深さには日々驚嘆するばかりです。62首くらい入ってます。
爆弾魔への憧憬
わけあり物件探し
たいしたことない本性
中指ピン!
説明無責任
携帯用生きづらさ
面白い使命感
こちら、続報をお楽しみに~。
あれだ、お金に例えるのもどうかなとは思うけど、どんなに下手打っても、今とこれからを黒字にすることができたら、人生、それで十分すぎるんじゃなかろうか。
それにしあわせは、自分の両手に馴染むサイズがいいよね。
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。