見出し画像

【御礼】文学フリマ東京38参加!

こんにちは、笹塚です。5月19日(日)に開催れた文学フリマ東京38、無事に参加してきました。翌日から、笑ってしまうほど(というか笑った)いろいろなことが起き、noteに報告記事を書くのが遅くなりました。

今回、ブースを手伝ってくれる予定だった友人が数日前に都合が悪くなってしまい、うーん入場証が余ってしまうなぁ(出店者は入場証があれば入場料(18歳以上1,000円)が無料でした)、とぼやいていたところ、夫がまさかの参戦を表明してくれました。「ありがとう!」と私が言うと、

「でも、手伝わないから」
「えっ!?」
「入場証が無駄になるよりいいでしょ」
「うん……」

かなりモヤっとはしましたが、確かにそうだなとも思ったので(こういう「己の違和感との折り合い」が大事なときもある)、ほのぼのと流通センターへ向かいました。

往路で新宿から浜松町を目指したのですが、スマートフォンをろくに見ずに夫は読書、私は居眠り(緊張してあまり眠れなかったいつものやつ)をして移動していたので、山手線が遅延していたことに気付かず、新宿駅の14番線で「なんかいつもより電車、来ないなー?」くらいに思っていました。

結果、乗る予定だったモノレールに間に合わず、ぎりぎりになって会場に到着。すでにアワアワしている私と、「大人の社会科見学」くらいのテンションでどこか楽しそうな夫。ブースに着くと、さっそくブースの設営開始です。

いつもブース運営を手伝ってくれる友人が、説明書を見ながら3分くらいで「できたよー」と組み立ててくれている「スマート本棚」というものがあります。お手ごろだし、お役立ちなので非常におすすめです。

今回もそれを使おうとしたのですが、かつて図画工作で通知表2を叩き出した経験を持つ私と、空間認知が苦手な夫(よくある「絵の中に箱はいくつありますか?」という問いに対して「僕には関係ない」と斬り捨ててきた人生)は、説明書を読んでもなかなか組み立てることができません。

本棚ができないとディスプレイは進まないため、本当はもっと空間に工夫を凝らしたかったのですが、本棚が組みあがったのが11時55分。ブースの設営が終わる前に12時を迎え、会場に拍手が響き渡り、文学フリマ東京38が開会したのでした。ああ。。

私は「ダメな大人図鑑」(あるのかな)に載っても遜色ないレベルで空腹になると機嫌が悪くなるため、イベント開始後に慌てておにぎりを2個かっこみました。食べ終わってお茶を飲み下し、ほっと一息ついたころに隣を見ると、なんと夫の姿がありません。

少ししてから、私のスマホに非情のLINEが届きました。

「第一展示場もすごい熱気だよ!」(私は第二展示場で出店)

ああああ! 本当に手伝ってくれない!!! 有言実行かよ!!

当日のお品書き
当日配ったペーパーの一部。この内容で参加しました。

こんな感じで出だしからぼろぼろでしたが、ありがたいことに多くの方に訪問いただき、本のご購入だけではなく、おしゃべりなどで楽しい時間を過ごすことができました。

念願が叶って初めて対面が実現した方々もいて、嬉しくてすっかり元気になり、不機嫌だった過去はどこかへ消え失せ、17時のイベント終了までゴキゲンで参加できました。改めて、ブースに訪問くださった皆さん、どうもありがとうございました!

途中で気まぐれにブースに戻ってきては「『み』で始まって『み』で終わる有名人を答えて」と言い残し、またあちこちへ遊びに行ってしまう夫。しかし、ゴキゲンな私にはあまり怖いものがないので、夫が戻ってきた時にすかさず「水戸泉、あと御嶽海」と打ち返したら、「五月場所だもんね」と、どこか悔しそうにしていたので私の勝ちです(?)。

帰り際に見かけたホワイトボード。こういうのに高確率で紛れる下ネタ系の文言からは、書き手の想いが濃い目に現れている気がする。

非日常というのは、あっという間に、それこそ夢のように終わってしまいます。いつものことながら、翌日が月曜日という現実が、こんなにもぴりぴり沁みる瞬間は他にはそうありませんでした。帰りはくたくたに疲れて電車に乗っていましたが、充実感に満ちた一日となりました。

今回も参加できて、本当によかったです。日常が戻ってきたので、これからはしっかりと己の体調を整え、少しでも健康に近づくための創意工夫に注力したいと思います。

いつかまたお会いできたら、皆さま、どこかでお会いしましょう。この度は、どうもありがとうございましたー!

この記事が参加している募集

#文学フリマ

11,679件

記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *)