マガジンのカバー画像

【短歌】操車場にオレンジ色の孤独たち発車できるとまだ信じてる

671
心のままに詠んでみました。ベクトルを定めないスタイルで綴ります。
運営しているクリエイター

2019年7月の記事一覧

短歌 凝視 十首

短歌 凝視 十首

だれひとり僕を知らない街にいて「こどく」の意味を僕は知らない

輝けと命令するな僕はまだ正しい呼吸もわからないのに

夢を見て初めて気づくこともある 今日も明日も燃えるゴミの日

カラカラと軋み続ける僕の骨 どうぞ笑ってお湯を注いで

取り返しつかないことの連続で手首の傷に噛みつくみんな

愛すべき人などいない愛したい人がいただけ 口をつぐんだ

ひねくれたフリをしていたは

もっとみる