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弱点を隠さずに勇気をもってNOといえるビジネスに!

ビジネスをやっていると日々選択の連続ですが、その選択で特に悩ましいのが、顧客やクライアントにNOを伝えなければいけない時じゃないでしょうか?

例えば、B to Bビジネスで通常はA,B,Cをセットにしたサービスを売ってるけど、そこにDとFをつけてこれまでと同じ金額でやってくれと言われた場合。

それを言ってきたクライアントが、自社の売り上げの大部分を占める重要な取引先であった場合、その顧客との取引自体がなくなる可能性を考えると、赤字覚悟で引き受けることだってあると思います。

でも、当然のことながらこれでは利益を生み出す仕組みは構築できずに、将来的にマイナスにしかならないのが現実です。

ここまでシビアな状況でなくても、例えば飲食店などでお客さんが列を作って待ってるから、席数を増やしてもっと多くの人をさばけるようにしたいと考え、客席を増やしスタッフも増員して対応したとします。

そうなると、新しいスタッフをまとめて指導・教育していかなくてはいけないので、そこで多くの労力や時間が費やされ、また慣れないスタッフによるミスやエラーもこれまでよりも多く起こり得るでしょう。

また客席を増やしたことから、お客さんから見た店内の居心地はガラッと変わり、これまでリピートしてくれてたお客さんは離れていく可能性があります。

そうなると人件費などの固定費は増大し、リピート顧客離れなどで売り上げは思ったほど上がらず、結果的に利益は下がっていき、利益が下がるから新たなビジネス展開や人的投資ができなくなり、競合他社にお客さんを取られてジリ貧になっていくこともあります。

そう。

この2つのケースではNOと言わなかったことが大きな過ちとなっています。

確かに目の前の売り上げや短期的な視点で見ると、YESと言った方がいいのは間違いないでしょう。

でも、これでは永くは続かないんですよ。

「弊社の事業規模で自信を持ってお客様に提供できるサービスはA,B,Cでこの料金ですので、D,Fを追加した場合の料金はこちらになります。これ以下の料金ですと弊社では良いサービスを提供することは出来くなる恐れが御座いますので、その料金でということでしたら他社さんでの契約をオススメします。」

「当店は、狭い空間ながらもお客様に満足してお食事を楽しんでいただけるように1日○○組限定とさせていただいております。」

このように、自らの弱点を隠さずにオープンにしたうえで勇気を持ってNOと言ってください

NOと言えるのは、高い基準を設けてそれを堅持することそのものなんです。



だからこそ、永く続いていく強いビジネスを構築できる。

また、自分に合わない人にNOと言うと、他の最適なクライアントを受け入れる余地を生み出してくれることにもなります。


ただ、そうは言ってもいざそういう場面になると、NOを打ち出すのはなかなか難しいことですよね。

そこで、まずあなた自身が自らのビジネスにおいて明確にして欲しいことがあります。

Noを言える哲学リスト


1、自分(自社)の使命だと確信することは?

2、あなたが支持するものは?

3、あなたが支持できないものは?

4、この世界がどう変わって欲しい?


これら4つの問いに明確な答えを持ってください!

この答えを持つことは、自分(自社)の哲学を持つということです。

明確で揺るぎない哲学を持っているからこそ、自信を持ってNOが言えるようになるし、またその哲学に魅了され惚れた人たちが、あなたのところに集まってくるようになります。

Noをハッキリと言えるぐらいに哲学を持ってブレない軸をもってるからこそ、人は魅了されて「それが欲しい!」「あなたのとこで買いたい!」となるんです。

揺るぎない明確な哲学を持って、あなたのビジネスをより魅力的に強化して、その市場で圧倒的な力を持って、この世界をより良くしてください。

それが、あなたのビジネスの使命です!


吉川正三 ココソラ経営コンサルティング 代表


オフィシャルサイト
https://cocosora-consulting.jimdosite.com/

リットリンク
https://lit.link/cocosoraconsulting








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