2022年6月10日
今日のココ日(ココルーム日記)
今日、絵本作家の鈴木まもるさんから一冊の絵本が送られてきた。
まもるさんとボクの出会いはナミビアというアフリカ南西部の国を通してだった。
ボクがナミビアとアンゴラの国境となっている川沿いにあるキャンプ施設を訪れた時、以前そのキャンプ場にまもるさんがテレビの取材チームと一緒に滞在していたことを、カバ好きのキャンプ場のオーナーから聞かせてもらった。
まもるさんは専門である鳥の巣の取材のためナミビアに来ていたらしく、まもるさんが描いたたくさんの鳥の巣のスケッチをオーナーが写真に残していた。
そのことがきっかけでボクはまもるさんに連絡をとり、それから時々まもるさんはココルームにご自身の絵本を寄付してくださるようになった。
今回送ってくださったのは、新作『戦争をやめた人たち』。
第一次世界大戦中、イギリス軍とドイツ軍の間で起きた奇跡のような実話を絵本にしたもので、物語りに登場する人たちの心の温もりが、色鉛筆の優しいタッチによってしっかりと描き出された素晴らしい作品だ。
まもるさんの平和への願いが込められた『戦争をやめた人たち』は、釜ヶ崎芸術大学内の本間にブックカフェに収蔵させていただきます。
まもるさん、いつか釜ヶ崎芸術大学で鳥の巣のお話聴かせてください。
(書いた人:テンギョー)
現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています