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今日のココ日(ココルーム日記)

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毎日が人生劇場、ココルームの日々をほぼ毎日、Facebookで投稿しているココルーム日記(ココ日)。ココ日が一番はじめに投稿されたのは2021年11月のこと。それから5ヶ月経った…
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#バザー

2022年8月24日

今日のココ日(ココルーム日記) ひと月ほど前、釜芸のバザーにやってきた二体のドール。 見る人が見たら「いいもん」と分かるらしいが、しばらくの間売れずにいた。 時には帽子が行方不明になり、時には一体が無料コーナーに入っていたりと、その都度ピンチはあったが、スタッフたちのケアもあり、二体はこの一ヶ月仲良く揃ってバザーの箱に入っていた。 昨日の夜、閉店作業中に店先からスタッフしょうゆちゃんの声が聞こえてきた。 誰かに話しかけているようだが、他に人は見えない。 僕は少し気

2022年8月12日①

今日のここ日(ココルーム日記) ココルームのバザーコーナーでは毎日、少しでも商品を買おうとする常連さん、一見さんたちと、値段交渉が繰り広げられる。 そんな人たちには、こちらも簡単には譲ることはせず、全力で楽しみながら、一進一退の交渉に応じている。 今日は特に猛者ぞろい。 さっき入ったばかりの500円のシャツを300円にしろといい、店長を出せ、といい(僕が出ていくことに) こちらが、これは無理ーというと、300円、とだけ何回もくりかえす。そして、お決まりの文句、いつもここ

2022年7月31日

今日のココ日(ココルーム日記) はじめまして。 川畑知音と言います。尾道大学から1週間インターンに来て、今日は2日目でした。 今日の午前中はお掃除をしたり、店番をして服の値札をつけたり、接客をしたりしました。服を整理しているとお客さんが通りかかって、想像以上に服を買ってもらえることに、とても驚きました。このお客さんたちはどのような基準で商品を買っているんだろう、と考えていました。即決で購入する人もいれば吟味に吟味を重ねる人もいて見ていて面白かったです。 午後はお客さん

2022年7月16日

今日のココ日(ココルーム日記) 最近釜芸のバザーでは、僕たちが商品に付けた値札を他の商品に付いている安い値札と付け替えて、素知らぬ顔で欲しいものを安く買おうとする人が散見されるようになってきた。 お金を払おうとしてくれているだけまだ有り難いが、僕たちとしてはちょっと寂しい気分になってしまう。 ここは大阪で、お客さんたちに値切りの達人は多く、僕たちは彼らとのぶつかり稽古を通して、コミュニケーションの妙を日々学んでいる。 「まけてほしい」と言われたら、いつも頭ごなしに断るのではな

2022年7月12日①

今日のココ日(ココルーム日記) 釜芸のお手伝いに来てくれる和生ちゃん。 今まで釜芸講座の常連だった和生ちゃんは、近頃すっかりボランティアのベテランになって、いつも「もっと仕事ください!」と言って、その溢れるエネルギーと人への愛情で現場を盛り上げてくれる。 今日のお昼頃、泥酔した人がバザーの入り口に座り込んで、手の届く範囲で触れる品物を物色していた。 スタッフに聞くと、よく酔っ払ってコミュケーションが難しい状態でバザーに来ては、色々見て買わずに帰る人らしい。 なるほど

2022年6月18日②

今日のココ日(ココルーム日記) 釜芸に長期滞在中の通称コビー。 自他共に認める古着マニアで、古着に対する情熱と知識がハンパない。 今日は仕事がお休みだったコビー。 釜芸のバザーに繰り出して、整理しながら品定めを始めた。 時々気になるものを発掘しては写真に収めていたが、しばらくして何本かネクタイを持ってボクたちのところにやってきた。 「ちょっとヤバい感じの何本か見つけちゃいました。」 そう言って本間にブックカフェのカウンターに持ってきたネクタイを並べる。 確かに

2022年6月15日

今日のココ日(ココルーム日記) いつもココ日をみてくださっているみなさん ありがとうございます❣️ 今日は釜ヶ崎芸術大学のある「動物園前商店街2番館」のようすを お話しましょうね 朝9時から夜の9時まで 歌謡曲が流れている2番館では 行き交う人や自転車が一日中にぎやかなの ほら今日も「であい」があったみたいよ バザーのお手伝いをしてくれてるかずおちゃんが 誰かを呼び止めてるわ お相手は紙芝居劇むすびの名優・はせさんじゃない⁈ なにをはなしてるのかしら

2022年6月3日

今日のココ日(ココルーム日記) 今朝、ひとりのオッチャンが開店と同時にやってきて、バザーにあったアンパンマンのポットを買った。 そしてカフェの入り口に並んでいる様々な人形たちに目を止める。 突然オッチャンは神妙な顔でボクたちに語り始めた。 「あのな、信じられんかもしれへんけど、ワシな、生きとる人形持ってるよ」 「え?」 「1メートル50センチくらいの人形やねんけど、廃材処理の仕事してる時に出てきてん。親方ぁ!コンベイヤー止めてくだせぇ!言うてもらってきたんや」 「はぁ…」 「

2022年5月24日

今日のココイチ(ココルームの一枚) 今日はかずおちゃんが1日ボランティアをしてくれました!枕カバーのアイロンがけ、バザーの商品整理まで…戸棚をからぶきしたり、片付けをしたり…かずおちゃんが帰ったあと、バザーをふらっと見に行くと色とりどりのアクリルの編み物スポンジがきれいに並んでいました。小さな河童の置物もありますね。かずおちゃんらしい、ユーモアを感じて微笑みました。ココルームはいろんな人たちの関わりで日々開くことができています!いつもありがとうございます! (撮った人 ふ

2022年3月19日(番外編)

今日のココ日番外編 今日から2泊3日の合宿。 はたらきをテーマにさまざまな角度から語り表現をする試みがスタート。 自分のここでのはたらきも問い問われることになることに少し緊張しながら、14時からのイベントに備えて準備をしていた。 ただ合宿中とはいえ、ゲストハウスも、バザーも、カフェも営業しているから場面は次々にうつり変わり、対応していくことになる。昨日の夕飯に残った水菜のサラダに、にんじんをスライスしたものを足しながら、今日は寒い、お茶がたくさん必要だ、大きなやかんでお茶を沸

2022年3月10日

「おーい!」 店の外で車椅子に乗ったおっちゃんが手を振っている。 遠くに住む娘さんに似合う洋服を選んで送りたいと話す彼。娘さんの好みを聞きながら一緒に選んだその日以来、時々、また選んでやーと来てくれる。 「娘が父ちゃんありがとうって言ってたわー。でもな、父ちゃん時期的に冬服じゃなくて、春服がいいわって言われちゃったのよ。ここ、春服いつ出るん??」 「ごめんねー、春服まだあまりないんだよね…」 もうあたたかくなってきたけれど、春服よりもまだまだたくさんの冬服が目立つココルームの

2022年3月9日

今日のココ日(ココルーム日記) 釜ヶ崎芸術大学によくお手伝いに来てくれる通称ヤマちゃん。 おしゃべりが三度の飯より大好きで、周りがどんなに忙しくしていてもお構いなしのマシンガントークをぶっ放してくる。 職人、自衛隊、サービス業、製造業など早くからいろんな仕事をしてきて、仕事を辞めた今も創作活動を愛する好奇心旺盛な70歳のオッチャンだ。 釜ヶ崎芸術大学でも皿洗いや掃除洗濯、なんでも進んで手伝ってくれる。 最近ヤマちゃんが気になっているのがバザー商品のポップらしい。 単に値付けす

2022年3月7日

今日のココ日(ココルーム日記) 今朝、店を開けるために店内からバザーの商品を出している時、服が詰まった箱の中から一冊の本が出てきた。 1967年発行の「くじら」という子供向けに書かれたクジラの生態を学ぶための本だった。 裏表紙には作者のものと思われるサインが入っている。 なぜ服の箱の中に本が紛れ込んでいたのかは分からない。 どなたかがココルームのブックカフェに寄贈してくださったものなのか、はたまたどなたかバザーに置いていってくださったのか。 ココルームのバザーには、時々もう読

2022年3月4日

今日のココトバ(ココルームのコトバ) 「余計なこと書いてなかったら買うんやけどなぁ、このTシャツ!」 (言った人:バザーに来たオッチャン) 釜ヶ崎芸術大学オリジナル手書き文字T、バザーでぼちぼち販売中です。 余計なことしか書いてないけど、そこのキミ、似合ってるよ!