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ココカリ心理学コラム

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心理屋としての考え、私見も混じります。自分自身の整理と、人々のメンタルヘルス保全のために。/心理学/臨床心理学/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/…
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#心理学

認知療法はメンタルに強い心身を育む|ココカリ心理学コラム

汎用性が高く、多くの方に効果が期待できる心理療法に、認知行動療法(以下CBT)があります。 …

自分のことを嫌いでも自己肯定感は高められる|ココカリ心理学コラム

「自己肯定感が低くて、自分を好きになれない」と相談されることがあります。自分を嫌いな人が…

行動力を引き出す最強の技術はイフ(if)ゼン(then)プランニング|ココカリ心理学コラム

「思うばかりで行動に移せない」この悩みを解決してくれるイフゼンプラン二ンングをご存知でし…

不安と可視化の心理学|ココカリ心理学コラム

臨床心理士資格の更新が来年やってくる。研修参加や執筆などの心理士活動を行い、5年間で15ポ…

転職30代の9割落ちショックをどう受容するか|ココカリ心理学コラム

例えば30代前半の男性が、未経験の領域で転職活動を行う場合の書選通過率は、一般的には10%以…

お気に服が暗示するあなたの深層心理〜遊びの深層心理テスト|ココカリ心理学コラム

服屋でもECサイトでも、たくさんの洋服の中からお気に入りの一着を見つけ出すのは結構大変です…

ハラスメントを野放しにする傍観者効果|ココカリ心理学コラム

ハラスメントは良くない事と誰もが認識しているのに、なぜ発生してしまうのか。人が不正を行うのは「機会」「動機」「正当化」の3つが揃っている時といわれており、職場という環境は、悲しいかな、これが成り立ちやすいのである。 要因が特定できれば対策を考えられる。「機会」は、研修などを定期開催して、権威を有する危うさを訴え続け、裸の王様にならないよう注意喚起していきたい。「動機」「正当化」は心理カウンセリングも有効であろう。ストレス・マネジメントや偏った認知の変容などは、心理士と一緒に

発達心理学を教える非常勤講師になった|ココカリ心理学コラム

先生として教壇に立つ人生になるとは想像できませんでした。ご縁に感謝です。 医療系の専門学…

冷静になれ冷静になれと唱える冷静さはあっても、なかなか冷静にはなれない|ココカリ…

先日、高校生の息子が、自転車で下り坂を走行中に、負傷していた突き指のせいでハンドル操作を…

適応障害をあなどるな|ココカリ心理学コラム

健康体の人からみれば、うつ病は重症、適応障害は軽症に映るらしい。そんなことはない、あなど…

人は皆、心因論者である|ココカリ心理学コラム

講義資料を作成していて精神障害の項目になり、大学院時代の授業ノートを久しぶりに紐解いた。…

評価しない姿勢|ココカリ心理学コラム

大学院でお世話になった教授と久しぶりにお会いして、半分ただの飲み会、半分スーパービジョン…

脱サラ心理士から新社会人へ贈る言葉|ココカリ心理学コラム

2024年4月から会社勤めを始める新社会人に向けた心理士勉強会の準備をしています。心理士がや…

元気な時に死生観|ココカリ心理学コラム

尿路結石による死に通じる痛みを経験した今、平穏無事に生きられていることへの感謝の念が絶えない。こういう元気な時にこそ「死」について考えておきたい。不健康な状態ではどうしてもネガティブに陥るので。自分の今の死生観を持てていると、突然の災害や訃報ニュースにも、変な感じに巻き込まれない。 「死」のイメージ私の思春期までの「死」は、畏怖の対象だった。 何が怖かったのだろうと思い返した時、それは物理的な痛みと、精神的な、つまり概念とか物として掴めないという意味での得体の知れなさ、確