【セッション・レポート】お願いだから、私を愛さないでくれ!
ご来訪いただきありがとうございます。
~あなたの心にあかりを灯す~ツインレイ・ヒプノセラピストあかりです。
こちらご相談者さまのご厚意にて、ブログにヒプノセラピーセッションを紹介させていただきます。
この方は、関東圏に住む笑顔が素敵な女性。フリーランスでお仕事をされている、瞳がキラキラ美しい方です。
彼女には、出会って数年以上サイレントで連絡が取れないお相手がいました。ただ、彼女は会えなくとも、彼の魂が近くに来ている気配を感じるため不思議と孤独は感じていないとのことでした。
「でも、やはり会いたいですよね?」(あかり)
「う~ん…今の状況に慣れちゃって…。もうプラトニックでも良いかなって」
「なるほど。では、今回は過去世で何を見ましょうか。」
「どうして、私はこんなに冷めてしまっているのか…自分から会いに行けば、絶対に一緒になれるって自信があるのに」
そう言いながら、空を見上げどこにいるかわからないお相手へと目をやるご相談者様。
…もしかしたら、連絡先…ご存知なのかしら?とあかりは感じつつも、ヒプノセラピー・セッションスタートです。
…港町?船からの荷卸しと、舶来品の胡椒やスパイスがどんどん到着しています。ここは、スペイン?港町にいます。
彼女はこの過去世でも、女性でした。21歳ぐらいで、フラメンコが上手で、とても美しい女性だったようです。しかし彼女の生きる世界は場末の酒場。船乗りを相手に、フラメンコを披露する酒場の踊り子だったようです。
美しい赤い靴…なんでこんな高価なものを履いているの?
腕にルビーの腕輪もしています。えっと…ルビーってブラジルとかあっちの高価な宝石だったはず…なんでこんなものを?
黒髪に映える真っ赤なお花をつけて、でも彼女は人目を避けるように居酒屋へと路地裏を行きます。
「どうして急いでいるんですか」(あかり)
「会ってはいけないんです!」
実は彼女の場末の居酒屋には、人知れず彼女を想い通い続ける青年がいました。ルビーの腕輪も赤い靴も、どうやらその青年の贈り物のようです。
ご相談者さまが急に涙を流し始めます。
「彼は、貴族のいいところの人で、私とは全く釣り合わない人なんです」
彼はそれでも彼女へと静かに愛を届けに来ていまいた。毎日。彼女がどんなに拒んでも…。
「お願い!私を愛さないで!!!」
彼女は自分の出生と身分に大きなコンプレックスを持っていました。
孤児で施設で育ってきた場末に生きる底辺の人間、そして学も品性もない。そして、生きるために体も武器にしてきた。なのに、どうして彼はそんな私を愛するのか。
彼女は、ご自身のコンプレックスというプライドから抜けられずにいたのです。
「僕が見ているのは、見てくれの君じゃない。美しい魂の君なんだ」
彼は毎日、そう、ほぼ毎日場末の酒場に花を持って、贈り物を携えて通い続けました。
彼には彼女に付随しているものはどうでもよかったのです。彼女の魂を、その純粋な魂を心から愛していたのです。彼女が微笑んだ時の天使のような優しさ。彼女が踊る時の、大地の情熱。うつむいた彼女の、生の真摯な鼓動…。
しかし、まもなく彼は戦いへと向かいます。赴いた先の戦地で、再会を果たすことなく、彼は命を落としていきました。
彼女が捨てきれなかったもの【彼女の固執したコンプレックスとプライド】、受け取りたくても受け取れなかった本当に欲しかったもの【彼の真実の愛】…その後悔に、しばらくの間大粒の涙を流されたご相談者さま。
涙も収まりほどなくして。ポツリポツリとご相談者さまが俯瞰されたことは…、
「私は、常日頃から、彼とは釣り合わないと感じていました。バツイチだし。年もずいぶん上だし。彼はそんなこと、全く気にしていなかったのに…。実は、私がランナーだったのかもしれません。」
受け取りたいのに受け取れない。実はプライドと言う壁は、それを受け取りに行くための扉なんですよね…
ご相談者さまは、今その扉を開け、自らお相手に連絡を取ったそうです。
お二人の次のステージが始まります😊
本日もありがとうございました。
(セッションのお申し込み等はこちらから)
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