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制作秘話4☆「えっ?同じ絵本???」扉の前後が変わりすぎています~(汗)

公募にチャレンジしている方へ、ほんの少しでも参考になれたらと思い
受賞作の制作秘話をシリーズで書かせて頂きたいと思います(#^^#)


【編集の過程で、大きく変わりますよ】の意味とは?


今回は、創作がスタートしてからの制作秘話を書かせて下さいね(#^^#)

まだ浜松市から東京へ行けれた時期に、出版社様での打ち合わせで
「編集の過程で、当初から大きく変わる事は良くあるんですよ」のお言葉に

「えっ?どういう事でしょうか?そんなに変わるのですか???」と
不思議に思っていたのですが、まさしくその洗礼を受けた次第です(^^;


勿論、【大みそかのお話】が【真夏のお話】に変わる訳ではありませんが
「もう、どう描けば良いのでしょうか・・・」と
訳が分からないまま制作した【一番最初の扉】をご覧下さいませ m(__)m


一番最初に描いた【扉】です


パステルで幾重にも色を重ねて描いた【一番最初の扉】です☆彡

画像1

私は、日本パステルホープアート協会 認定指定校
公認インストラクターとして、NHK文化センター浜松教室を始め
『パステル和(NAGOMI)アート』講座の講師を務めさせて頂いていますので
色とりどりのパステルで描く事しかしてきませんでした(@_@)

では、どのように変わったのか、次の画像を是非ご覧頂きたいと思います


「えっ?同じ絵本の扉???」色と描き方の変化


原画ラフなので、一番最初の文章になりますが、いかがでしょうか?

画像2

そうなんです!モノトーンに大きく変わったんです(^^;

登場人物のじかん達】の表情が見えづらいという事で
「背景をモノトーンにしてみませんか?」というご提案に
正直戸惑いましたが、そこはプロの視点を信頼して描いてみたんです


でも・・・、全然楽しくないんです(^^;

普段何色も重ねて色を使って描いているので
黒・グレーの数本を使い、濃淡を表現しながら描く事は
引き算で描く方法】なのだと学ばせて頂きながらも

担当編集者様に「全然楽しくないんです・・・」
なんて言ってしまったんです(^^;

背景がモノトーンの絵本を描く事に不安を感じながら
全てを描き直したのですが、1見開き以降も
「えっ?同じ絵本なの???」という程
もう全然変わっちゃっています~(^^♪


引き算で描いていく


絵本大みそかに、じかんがじゃんけん大会?】の
扉の前後】の画像をご覧頂きましたが
ただ単に色を変えただけではなく【引き算で描いていく】事を
ご確認頂けたと思うのですが、いかがでしょうか?

大みそかの夜】を表現するために、全てをモノトーンにするのではなく
お月様だけは、黄色を入れさせて頂きました

そして全面に表現していた【大みそかの夜】を
窓から見る外の【大みそかの夜】を表現してみました


でもこれだけでは伝わりませんので、実は表見返し
クリスマスの後片付けや大掃除
雪だるまを作っている様子を描いているんです(^^♪
そこは、足し算になるのでしょうか~♪

絵本の描き方】の参考に、ほんの少しでもお役に立てたら幸いです☆

また少しずつご紹介させて頂きたいと思いますので
次回の記事もお読み頂けると嬉しいです(#^^#)

最後までお読み下さり本当に有難うございます☆彡


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