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自分のしたいことがわからなくても大丈夫

毎日多くの学生さんと就職について話し合います。それが私の仕事です。

私の時代にはなかった…
いや私が知らなかっただけかもしれません。
仕事や人生について一緒に考える、キャリア相談支援という職業。

20代の私が今の50代の私を想像できたでしょうか。
いやいや到底無理なことです。
時代は大きく変わっています。

携帯電話もなかった時代。
公衆電話で親に内緒で彼の家に電話しました。
インターネットもありません。
そんな時代のことです。

私は警察官から職業人生をはじめました。

お金が稼ぎたかった私が選んだのは公務員。
そして人と違う少し変わった経験をしてみたい
と考えたことから警察を受け合格しました。

その後社会人として紆余曲折がありまして…
7回の転職を経て今はキャリアコンサルタントとして励んでいます。
ようやく天職ではないだろうか…というものに出会えたわけです。

自己理解ってよく聞くけれど…
自分のことは考えれば考えるほどわからなくなります。

というより日々コロコロ変わっていく自分に一つの面を絞り込むことが難しいのです。
いろいろな自分に気付きます。
気分にムラもあります。

昨日はあんなに確信していたことも、今日別の人の意見を聞くと考えも揺らぎます。

私は自分らしさを考えようとすることより、してみたいことはなんでも体験してみて、そこから見えてくる自分を考えています。

考えるより行動が先だと思うのです。

何ができるかを考えることも大切ですが、やってみてできることに気づいていくこともあるのです。

私が7回の職業経験から気づいたことは…
やってみなければわからないものということ。

自分にはできないと思っていたけど、すんなりできてしまったことがあります。
反対に自信をもって取り組んだことも、自分にはできずに苦労して助けてもらったこともあります。

考えている自分と実際の自分には、だいぶズレがありました。

これらの経験を通して得たことは、気持ちがウキウキすることは大抵上手くいくということ。
やらねば…とか、頑張りたい…などと思って取り組んだことは、意外に苦労したこと。
私の場合です。

意識していないところ、無意識が自分のしたいこと、できることをよく知っているのかもしれません。

頭で考えることと気持ちには大きな差があると感じています。

もう考えなくてもいいのでは?
ちょっとウキウキする場所やわくわくするものへ。
考えるより行動していけば、それが自分にとって自然なことでベストなのかもしれません。

むしろ考えると邪魔してくる…ネガティブな自分もいます。

きっと私が知らない自分がいます。
いま振り返ってみると、いろいろ経験したからこそ今の仕事で成果を出せていると感じます。

なるべくしてなるように。
やりたいこと、ちょっと気になったことにチャレンジしていきましょう。

自分のしたいことがわからなくても大丈夫。
あなたのしたいことは、無意識のあなたがとてもよく理解しているから。

今の私がなんとなくイメージしていた自分になれているように、気がつけば夢が叶っています

行動をしてみること。
いろんな体験をしてみること。
家から出て誰かと会って話すこと。
人の話を聞くこと。

その繰り返しできっと上手くいく。

自分のしたいことがわからない…
と悩む学生たちにいつもいうことは、
なんでもいいからやってごらん。
なんでもいいから…


でも人って不思議にやりたくないことはやりません。知らずと選択しているものです。

学生たちもやりたくないことは知っています。
なんでもいいからやってごらん。
そう話しています。

少しでも興味をもったことはやってみよう。
やるからこそ、いろいろものが見えてきます。

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