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生まれる前に見た記憶

牧場があって、そこに馬がいた。その中に白馬が1頭だけいて、親父が乗っている。とても綺麗な白馬だった。その馬の容姿や親父がどんな風に世話をしていたか話した。

ある日、子馬が生まれるというので、牧場の厩舎に詰めていた。自分は、子馬が生まれるのを目撃した。立ち上がるまで見守った記憶があるし、その厩舎の中も場所もはっきりと記憶にある。

しかし親父が言うには、自分が生まれる前に白馬は、手放していた。自分が生まれる前からどんどん手放していて、最後に子馬が生まれたのは、自分が生まれる前だと言う。

牧場や馬は、見栄のようなもので少しも本業ではなく、手間もかかり儲かるわけではないのであっという間に辞めたらしい。

だけど、覚えている。
そんな姿を見て、素敵だと思ったこと。
とても輝いて見えて、幸せな気分だった。

そこに降りてきた理由だったのかもしれない。
子供の頃に、馬が好きだった理由かもしれない。

でも、現実は全く違ったんだ。

実は、他にも覚えていて、親父に話したけど気持ち悪いと言われた。
大人の会話を聞いて覚えているんだろ。とも言われた。
小賢しくて油断のならない子供だ。と、、、

そこで過ごした時期は、辛く悲しいものだった。
その話は、別なnoteに、、、