醜形恐怖症

醜形恐怖症という言葉は、以前よりも身近に感じるようになりました。

というのも、様々な加工アプリの登場で、過度に修正した自分とそうでない自分とのギャップに落ち込んだり、SNSでも映えよく撮られた美女【作り物感がある】を目にしたり。

また、美魔女ブームの到来で、美しく老いることを認めず過度に整形を繰り返しても満足しなかったり。

醜形恐怖症とは、ささいな欠点を気に病んで自分を実際より醜いと思い込み、過剰に悩み苦しむ心の病気です。

有病率はアメリカの成人で2.4％に上るとされるが、誰にも言えないまま辛い思いをする人も多いです。

美貌を眺めたあとで、一般人の顔を見ると必要以上に欠点が目につきがちになります。

ハリウッド女優のファラ・フォーセットにちなみ、心理学用語で“ファラー効果”と呼びます。

誰しもコンプレックスは、あるもので、別に整形を否定はしません。

整形をして、自分に自信がもてたり、明るい気持ちで過ごせるならばそれはそれでよいと思います。

しかし、何度繰り返しても満足できず、もともとのあなたのお顔、身体、心のベースを崩してしまい、精神科に通われる方が多いのです。

あなたは、あなたが思うほどおブスではありませんよ？^_^

あなたをおブスねと揶揄してくる人のほうが、はるかにおブスなのです。

たったひとりのあなたであり、あなたというお花は一番自分史上美しい唯一無二のお花なのです。

醜形恐怖～人はなぜ「見た目」にこだわるのか～ (光文社知恵の森文庫)

自分の顔が嫌いですか？