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叱って育てる?褒めて育てる?どっちも違います!


親や上司として子供や部下を厳しく叱って育てたほうがいいのか、それとも優しく褒めて導くのがよいのか?これは永遠の課題だといえますが、実はどっちも問題があるのです。
 
叱って育てると褒めて育てるの両方に共通していること、それは育てる側が正しい理想の姿を想定しているということです。
 
正しい理想の姿から外れたときに叱り、正しく理想の姿を体現した時には褒めています。どちらにしても自立心ある子供(部下)には育ちません。親や上司がいる時には問題ある行動をやめますが、目が届かなければ正しくて理想的は行動はしないでしょう。
 
ではどうしたらよいか?
 
ごく普通に一人の人間としてふるまえばよいのだと思います。たとえば、子供や部下が好ましい行動をした時、あなたはきっとうれしくなるでしょう。そしたら「とてもうれしいよ」と伝えればいいですね。もしかしたら感謝の念が湧いているかもしれません、だとしたら「ありがとう」と伝えておきましょう。
 
子供や部下が好ましくない行動をとったら?その時に湧いてきた生の感情を伝えればいいのです。ただしこの場合は注意が必要です。イライラしたまま「がっかりしたよ」と伝えるのはよくありません。
 
心の声を聴いて「がっかりした」と実況中継してがっかりだとかイライラだとかを客観視します。ある程度落ち着いてから冷静に「がっかりしたよ」「残念だ」と伝えます。
 
えっ?「それって叱っているのとどこが違うのか」ですって?
 
マインド[レス]に感情を押し付けることと、マインドフルに自分の中の感情を伝えることはちがいます。
 
マインドフルに伝えられた真実の感情は相手の共感を呼びます。ただし、相手の行動が変わるとはかぎりません。それは相手の選択にまかせましょう。
 
えっ?「それじゃあ行動を変えられないじゃないか!」ですって?
 
もともと他人は変えられないんです。恐怖で支配して捻じ曲げるのではなく、自ら変わるのをゆっくりと待つのです。相手を信頼しながら

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