見出し画像

ゼネラリストパワーの源泉は?

大企業ゼネラリストのかけこみ寺として活動している
辻千恵子(つじ ちえこ)です。

「ゼネラリストはもういらない?」
「転職となると専門性の話ばかり・・・」
今日はゼネラリストの皆さんのそんな不安を払拭し、
自信を育むヒントについてお話します。


ゼネラリストの5つの特徴

専門家が「狭く深い知見で『極めていく』」のに対し、ゼネラリストは
「広く浅い知見で『束ねる・統合していく』」といったところでしょうか。
ゼネラリストの方は、幅広く何でもできる方が多いですよね。
まさに、ポテンシャル無限大のオールラウンダー
特徴として、以下の5つの力が高いと思います。

1)コミュニケーション能力:他者との関わりを通じ未知の領域と繋がる力
2)大局観:全体感をもって物事を俯瞰する力
3)新たなことを学ぶ力:好奇心をもって新たなことを学び取り入れる力
4)異質なものを組み合わせる力:違いを受け入れ、融合させる力
5)柔軟性:自分の経験に固執せず、環境の変化に適応し、他者の意見に耳を傾ける力


パワーの源泉は人により異なる

面白いのは、5つの力の源泉が人によって全く異なるということです。
例を挙げてみましょう。

例えば、1)「コミュニケーション能力」と言っても、見知らぬ人と臆さず関係構築していくこと得意な方もいれば、特定領域で信頼できる専門家と深く長い信頼関係を構築していくコミュニケーションが得意な方もいます。

2)「大局観」も、山の上から俯瞰するようにゴールまでの道筋が直感的に見えてしまう方もいれば、その時々の状況把握能力の高さに拠り所があり、仮説立案をした結果、広い世界で物事を見ている方もいます。

3)「新たなことを学ぶ力」も、新しいものに目がない人もいれば、学ぶプロセスが楽しいという人もいる。実用性の高い情報は押さえたい、と考える方もいらっしゃいますね。

4)「組み合わせの力」は、豊かな発想力で多面的に物事を見ることが得意な人もいれば、人の個性を重要視したいという人、或いは、効率化の観点で自然と組み合わせを考えている人もいます。

5)「柔軟性」は、変化への適応力から来ている人もいれば、調和を大切にするマインドからくる人、他者への共感に源泉がある人もいます。

一人ひとりのお話を伺っていくと、皆パワーの拠り所が違って面白いんですよね。ゼネラリストの5つの特徴をもう一段階ブレイクダウンし、自分ならではのパワーの源泉を明らかにすることが自信に繋げるポイントです。


他人のやり方に惑わされない

ゼネラリストの5つの特徴は、人や組織を束ねるマネージャーにも必要とされる力なので、マネジメント力の高め方という文脈で、書店にもたくさんの情報が並んでいます。但し、それらは自分とは力の源泉の異なる著者の考え方や成功体験から来ているので、必ずしも皆さんに合うかどうかは分からないもの。参考にするのは多いにありですが、他人のやり方に惑わされてしまうと自信を無くしたり、自分を見失ってしまいます。

自分のゼネラリストたる力の源泉を明確化することで、5つの力を爆発的に伸ばし、人や組織を束ねるようなポジション・環境に身を置くと、尖った個性も束ねていくことができ、組織で大きな力を発揮します。


自分のゼネラリストパワーの源泉を明確化しよう

今日は、ゼネラリストが自信をつける秘訣についてお話しました。
ゼネラリストの5つの特徴として、1)コミュニケーション能力、
2)大局観、3)新たなことを学ぶ力、4)異質なものを組み合わせる力、5)柔軟性を上げました。

ゼネラリストの皆さん、ご自身がどうやって日々これらの力を発揮しているのか、その源泉を明確化してみませんか。
これができると見える世界が180度変わります。
是非、言語化して、自分の自信に繋げていきましょう!
本日もありがとうございました!

少しでもお役に立てましたら、フォロー&スキを頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いいいたします!


お知らせ

こちらのメルマガにご登録頂くと、noteでは読めない強みの活かし方や
キャリア形成に関するヒントについてお伝えしています。
メルマガ登録はこちら

また、ご自身の強みの発見、組織での成果の発揮方法についての
ワークショップや個別相談もこちらからどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?