ひまわりになりたかった
どちらかというと控えめで
どちらかといえば引っ込み思案な、わたし。
本当は、ひまわりのようにそこにいるだけでまわりの人をパッと明るくするような人になりたいと思ってた。
そういう人こそ、人として魅力的なんだと思ってた。
でも到底なれなかった。
そんな時、わたしのことを「こすもす」みたいだね、って言ってくれた人がいて。
こすもすが大好きだったから、わたしはすごくうれしかったの。
こすもすは、線が細くお花も小さい。
ひまわりのような存在感はないかもしれない。
だけど、どんな土の中でもたくましく根をはり、ほっそりとした茎でも強い風にしなやかに身をまかせ、倒れてたまるかとやさしい花を咲かす。
その花に、人は癒され、心をほっとあたためる。
しなやかに強く、
小さくとも、人の心にそっと寄り添い
凛と咲く花
わたしは、ひまわりにはなれないけど、
こすもすのように生きたい!
そう思ったの
Miyuki Murakawa
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