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常に意識した「初期衝動」。創造を止めず今無いものを生み出し続ける ‐Cocone V Advent Calendar 2023 #21‐

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「cocone v Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第21回目のインタビューはCCPデザイン室 室長 黒さんにインタビューを行いました。
「サービスづくりのデザイン制作において、限界は無い。」
常に新しいものを産み出さなければならないプレッシャーの中、創造を止めず、今は無いものを作り続けるデザイン組織。リーダーである黒さんの思いや、CCPデザイン室の今年のチャレンジと成果についてお聞きしています。

黒さんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


ただ絵を描くことだけが仕事じゃない。ひらめきを生むアイテムを作ることがミッションの組織

留置)「CCPデザイン室」の活動を教えてくださ<い。

黒)CCPデザイン室は、アバターきせかえアプリ『ピュアニスタ』のアバターアイテムの商品企画・制作を行う「アート制作1・2チーム」と、新規アバタープロジェクトのデザインを担当する「CCPデザイン室直下」の大きく2つの役割を持つメンバーで構成されています。

アバターきせかえアプリ『ピュアニスタ』

留置)チームのMissionを教えてください。

黒)組織内でもよく伝えていることですが『ピュアニスタ』に関わるデザイナーの役割は、ただ美麗なイラストを制作するだけに留まらないんです。
商品企画、デザイン制作と同じくらい僕たちが重要視している事はお客様にたくさんの「ひらめき」を届けることです。

アイテム1つ1つにテーマ、コンセプトが込められていますが、自由度の高いアートグラフでのアイテムの使い方はお客様の自由であり、お客様の数だけ素敵な「ひらめき」が生まれると思っています。
そこが一般的なアバターサービスと異なる『ピュアニスタ』の一つの強みであると考えます。
ただ、目には見えない「ひらめき」を作り出すのはとても難しく、奥が深い…。
時にはボリューミーに、時には余白を残しシンプルにするなど、アイテムの使用イメージの2手3手先を考えながら制作をしていますが、最終的にお客様の手にアイテムが渡ったときに輝くかどうかはわかりません。
僕たちのmissionは出来るだけ多くのお客様に最大限楽しんでいただけるようにデザインの可能性を広げていくことだと思います。

『ピュアニスタ』はその自由度が存分に発揮できるように多角的な視点で「商品企画」をしていく必要があります。

これがデザイナーの腕の見せ所であり、同時に大変な部分でもありますが、お客様のひらめきを生むアイテムを作るのが我々の組織の大事なミッションです。

デザイナーの意図を超え、「ひらめき」に溢れたギャラリーを眺めているととても刺激を受けます。

アバターデザインの世界の新しい扉を開いたオリジナルブランド「melem」

留置)今年を振り返ると、どんな1年だったでしょうか?

黒)全部思い出深いのですが、やはり一番印象に残っているのがピュアニスタオリジナルブランド第2弾の「melem」だと思います。
「melem」のプレッシャーといったらもう...(笑)

留置)アート制作チーム リーダーのマキロンさんもAdvent Calendarインタビューで「melem」のお話をされていましたね。
どんなことがプレッシャーだったのでしょうか。

黒)「duex」に続くオリジナルブランド第2弾ということで、いつも以上に期待に答えなければならないというプレッシャーや、かなりチャレンジングなアイテムもあったのでそれを喜んでいただけるかという不安がありました。

留置)チャレンジングなアイテムとは、どのようなものでしょうか。

黒)僕は13年アバターデザインに携わってきましたが「まだこんなパターンがあったか」と思うほど、アバターデザインの世界の新しい扉を1つ開いたものだったと思います。

特に「melem」の中でもこういったアイテムは、2Dの美学を絵画的で印象的に表現することに重きを置いたアイテムになります。
「アバター=服を着た人」という概念を破壊して新しい価値を生みたかったんです。
個人的には制作を進めていく中で「創造と破壊」という裏テーマがありました。
すごくトゲのあるワードですが僕のモットーでありデザイナーとしてとてもポジティブなマインドとしてとらえています。
結果的に『ピュアニスタ』だからこそ生きるデザインを作り出せたと思いますし遊びの幅も広がりました。
大胆なデザインで好みが分かれるだろうかとも思いましたが、かっこいいデザインが苦手なお客様にも興味を持っていただき「こんな雰囲気も好きなんだ」という発見をして欲しかったという思いもあります。

これぞまさに冒頭でお話ししたような「ひらめき」を生むようなアイテムになるかと思いますが、melemリリース後のアートグラフを見たときにお客様の「ひらめき」が爆発していてすごくうれしかったです。

次のアイデアの種になっていますし、お客様とセッションしているような感覚です。
お客様からの反応は内心ドキドキでしたが、楽しんでいただけて本当に良かったです。

今年はmelemの他にもコラボやセレクションなど盛り上がる企画が多くて、とにかく忙しい1年でした。

melem以外にも2023年にはたくさんの企画やイベント目白押しでした

新しい販売など施策内容によっては制作点数が増えたりするためタイトなスケジュールになってしまうこともありました。その中でも僕が常に意識しているのはリーダーであろうが手を動かすことです。

優秀なデザイナーばかりで新人さんの成長も目覚ましいですが、デザイナーにライバル視される存在でありたい。この人、やばい…でも負けないわよと思われたい。そしてチーム全体が成長できればと思っています。
急に思いを吐露しましたが、シンプルにリーダーでありプレイヤーとして手を動かしてきた1年でした。

新規プロジェクト始動と組織全体の成長

留置)組織に関して変化はありましたか?

黒)新規アバタープロジェクトが始動して、『ピュアニスタ』のデザイナーが数名そちらのプロジェクトに加わることになりました。

口に出さなくても、優秀なデザイナーがピュアニスタから離れた部分を補わなければというプレッシャーをみんなどこかで感じて不安だったと思います。
新規アバタープロジェクトに加わったデザイナーも不安を抱えながら新アバターデザインに必死に向き合ってきました。

色々な不安もありましたが、良かったこともあります。頼れるデザイナーが担当していた目玉アイテムに他のメンバーもチャレンジする機会が増えたことで、全体の成長に繋がった1年でもあったということです。

新人さんの躍進も組織にとって刺激になったと思います。本当に上手なんですよ(笑)。
体制の変化を経て、それぞれが新たな経験を積み、チーム長も、ディレクターも、デザイナーも、組織全体の力が強くなったと思います。

色々な思いや成長の結果として、今年の総制作点数は3589点となりました!(前年より500点増!すごい!)
Purenistaデザイナー、新規プロジェクトデザイナーの皆さん、
制作に追われる中、助け合い制作に向き合うメンバー皆さんの姿は今年もかっこよかったです。ありがとう。

黒さんが選ぶ今年の漢字一文字は...
留置)黒さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

黒)僕はちょっと奇を衒った字を選んでみました。

留置)「〇」、これは...漢字なのでしょうか。

黒)これは漢数字の「レイ」ゼロですね。
まず、今年ゼロの状態からスタートした新規アバタープロジェクト。
「〇 (マル)」の評価をもらえるように全力で取り組んでいます。

また、今年で『ピュアニスタ』は3周年を迎えましたが、1年目、2年目とは違い新たなプレッシャーが襲い掛かってきます。「マンネリ化」です。
凝り固まった考えに陥らないように常に考えをリセットし、「ゼロ」にする意識をした年でした。
1年目のデザインアイデアが溢れ出るあの感じ、「初期衝動」を常に持ち続けること。
過去に戻るわけではなくあくまでも前に進む姿勢で。
アイテムを制作する我々が常に新鮮な気持ちでないとお客様が飽きてしまいますから、今後も初心を忘れることなく新しい価値やトレンドを作れるように邁進していきたいと思います。

初心を忘れず、「〇」の筆遣いのように「大胆かつ繊細に」デザインに向き合います。

創造を止めず、今無いものを作り続け、お客様に楽しんでもらう

留置)来年はどんなことにチャレンジしていきたいですか?

黒)来年のチャレンジとしてはやはり新規アバターサービスが大きなチャレンジになると思います。世の中にある数多くのアプリの中で無いものを作ろうと奮闘しているところです。
『ピュアニスタ』に関しては、1人でも多くのお客様に『ピュアニスタ』でしかできない「ときめき」や「ひらめき」を体験していただけるように創造を止めず、新しい価値を作り続けていくこと。
そしてお客様に楽しんでもらうということ。
シンプルにそれに尽きます。

引き続きわくわくしていただけるようなアイテム、サービス作りに全力で取り組んでまいります。この場を借りてお客様やチームメンバーにもお礼をお伝えさせていただきます。ありがとうございました!



次回予告

お楽しみに🎄


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