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インハウスの強みを活かして品質を守り、サービスの価値を上げていく‐Cocone V Advent Calendar 2023 #11

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第11回目のインタビューはPurenista事業部 テストチーム 大村さんにインタビューを行いました。

「マイナスが無いように、と捉えるのではなく、サービスの品質を保つことで長期的にサービスの価値を上げていくという役割として、サービスを支えていきたい」と話す大村さん。
テスターのお仕事の中身や、大村さん自身の思いについてお届けします。


アプリの品質を守るテストチーム

留置)「テストチーム」の活動を簡単に教えてください。

大村)アバター着せかえアプリ『ピュアニスタ』のアップデートやイベント運用の検証を行い、アプリの品質を守るチームです。

アバター着せかえアプリ『ピュアニスタ』。2023年3月末に100万DLを突破。

今年1月に立ち上げたチームで、もともと外注で委託していたテスト業務を内製化するために新設されました。

私はチーム長として、実際のテスト業務に加え、テストにかかる工数の算出、事業部内の連携、テストケースの設計などを行っています。
チームの中でもメンバーごとに得意なことややりたい業務を任せることで、サービスの品質を高く保てるようにしています。

今後、cocone vでは『ピュアニスタ』以外にも新規アバターサービスにも挑戦しているので、そのサービスのテストが必要になった時に備えて、できることを増やしていくのが現在のミッションです。

テスト専門チームを作り、インハウスの強みを活かす

大村)私自身、そして事業部全体としても、テストチームを設立したこと自体が一番大きな出来事だったと思います。

私たちテストチームは、今年1月頃、外注に頼っていたテスト業務を内製化するために、設立されました。

テストを外注するメリットは、テスト専門の方が即戦力で業務に対応してくれることです。
一方で、担当者が変わってしまうため、ノウハウが蓄積されないというデメリットもあります。

留置)テスト業務のノウハウとはどんなものなのでしょうか。

大村)「ここの部分の検証をしたら、次はあっちで不具合が出てくるかもしれない」といった感覚だったり、テストケースを作る人であれば、テストケースのポイントを抑えていけたりすると、テストのクオリティが高められるんです。

なので今年、事業部内でテストチームを持ってノウハウを蓄積していけるようになったことは組織の強みになったと思います。

『ピュアニスタ』に携わっている各チームはとても頼りがいがあるメンバーが揃っていて、サービスも運用フェーズとなっている中でテストチームができ、私たちなりに何をやるべきかという課題を1年通じてひたすら探して、行動して成長ができた年だったと思います。

チームメンバーも、自分のテスト業務を確実にこなし、加えて期待以上のアウトプットを上げてくれたことで、自分1人ではできなかったことがチームで実現できたと思います。

『ピュアニスタ』は、今年もイベントやアップデートも盛りだくさんでしたが、「わ~大変、でもこれが実装されれば絶対もっと楽しくなる!」というテスト側からもワクワクする気持ちでした。

個人的には、いつか企画職も経験してみたいと思っているので、『ピュアニスタ』を作る組織の中にいるだけでも勉強の材料だらけなんです。

改善や企画1つにしても、「こんな背景や思いがあるんだ」「こんなに考えられているんだ」と仕事をしながらワクワクできるので本当に素敵なポジションだと思います。

もちろん、リリースまでのドキドキも付き物ですが(笑)。

テスターは未経験から応募している場合も多いため、入り口は広いものの、やればやるほど専門性が高まる・突き詰めるとハマる仕事だと思っています。

留置)cocone vにはゲーム事業部や他にも組織横断のテストチームがあると思いますが、ナレッジ共有などはあるのでしょうか?

大村)入社当初、他部署の方からテスト業務に関するノウハウを資料化して共有していただいたおかげでcocone vでのテストの進め方を把握することができ大変助かりました。

現在は事業部内でナレッジを溜めていくことに注力しています。
悩むポイントや課題は似ているかもしれませんが、テストはサービスの条件次第で、最適な進め方が異なるため、具体的なナレッジ共有はなかなか難しいんです。

例えば、cocone vにはゲーム事業部にもテストチームがありますが、検証の進め方は1から10まで違うと思います。

機能ごとの専門性や強いナレッジが必要になる場合、テストチームでも役割を分けて検証を進めることもありますが、『ピュアニスタ』は比較的新しいサービスなので、内部でテストケースを統一してテストを行っています。

そのサービスで上手くいったからといって、別のサービスでその型に無理やりはめ込んでも上手くいかないこともあるんです。

『ピュアニスタ』のテストを内製化した際は、サービスと現場と向き合い、作ったテストケースを改善していきながら効率よく確実に品質を保てるようにしてきました。

大村さんが選ぶ今年の漢字一文字は...

留置)大村さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

大村)私は今年の漢字として「基」を選びました。

この1年築いてきた「基礎」が、これからの基(もと)になるという思いで選びました。

去年までは目前のサービスの品質を見ていた感じがしますが、今年はサービスが長く続いていくことや更に成長することを考えるという、基本の考えに立ち返れた1年だったと思います。

難しかったけど、いろいろな挑戦が出来た一年でした。
成果としては著しくはないかもしれませんが、確実にこれからの礎になる1年だったと思います。

サービスの品質を守り、長期的にサービスの価値を上げていく

大村)今年はテストチームができ、そして基本を築いてきた年で、これからに繋がるための経験を積んだ1年だったと思います。

これから新規アバターサービスのプロジェクトが進み、テスト担当者が必要になっていくと思います。
私たちのチームからテストを担当する方がいるかもしれませんし、私自身が担当となるかもしれません。

私やチームメンバーが離れても『ピュアニスタ』の品質が守り続けられるように、今のうちに個人・組織の知識を溜めていけるようなプラスアルファの活動に挑戦していきたいと思います。

テスターの役割はサービスの品質を守ることで、逆に言うとサービスで何か起きたときには責任があります。
水面下の組織ではありますが、ネガティブに捉えず「目立たないことが一番かっこいい。」と思いながら仕事をしています。

他のチームの方には安心して「テストチームに任せておけばいい。」と思っていてほしいです。企画であれば、品質への心配に時間やパワーを取られず、担当の業務に集中できるようにこれからも頼れるチームでありたいと思います。

ミスが無いことが当たり前というような「マイナスが無いように」と捉えるのではなく、サービスの品質を保つことで長期的にサービスの価値を上げていくという役割として、サービスを支えていきたいと思います。



次回予告

お楽しみに🎄


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