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誰も見たことがない、唯一無二の世界『TOYVERSE』を作る‐Cocone V Advent Calendar 2023 #18‐

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第18回目のインタビューはTOYVERSE事業部 3Dデザインチーム チーム長 黄 正郁(ファン ジョンウク)さんにインタビューを行いました。

先日、日本での事前登録を開始したゲームアプリ『TOYVERSE』の世界観を作る3Dデザインチーム。
「ひと目でTOYVERSEだと分かる、誰も見たことがない世界を作りたかった。」そんな思いで進めてきたプロジェクトの裏側や、黄さんの仕事への向き合い方についてお届けします。
黄さんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


『TOYVERSE』の世界観を創造するチーム

留置)「3Dデザインチーム」の組織の活動を簡単に教えてください。

黄)私達のチームは、アートトイを作ってデジタルワールドを楽しむアプリ『TOYVERSE』の3Dモデリング、アニメーション、エフェクトを担当しているチームです。

モデリングイメージ

①モデリング:ゲーム内のオブジェクト(キャラクターなどの要素)の3Dモデルを作成



アニメーションイメージ

②アニメーション:オブジェクトを3D空間に配置し、それらが動いて見えるような動きを作成


エフェクトイメージ

③エフェクト:ゲームの展開に合わせて臨場感のある演出・視覚効果を作成

留置)先日『TOYVERSE』は一部地域に向けて公開、日本では事前登録が始まったばかりですが、プロジェクト初期メンバーとしてこのゲームの魅力はどんなところでしょうか。

黄)『TOYVERSE』はステッカーを貼って自分だけのトイを制作するという、今までに無いアプリゲームだと思います。

アートトイ制作イメージ

実は当初はペイントツールを使って自分で描いてアートトイを作るサービスにする企画もありました。
ですが、自分で0からデザインを考えたり、実際に描くのはとても難しく誰でも手軽に創作することは難しそうだと感じました。

ステッカーを用いることで手軽に作れますし、自由に色んなキャラクターの表情を作れます。
3Dの立体的なトイなので、似たようなものは作れても、同じものは作れません。
自分の個性を表現することを楽しんでいただきたいです。

私が作りたかったものは、『TOYVERSE』にしかない世界です。
プレイする人が「これはどこかで見たことがある」と思うことのない世界、
誰もが「これはTOYVERSEの世界だ」という色、形。

誰も見たことがないものを作りたかったんです。
『TOYVERSE』の世界の「可愛らしさ」「綺麗さ」、そしてトイを自分らしく作ってその世界を楽しむことを目指してきました。

ワールドで遊ぶアートトイ(nOn)たち

世界中の人が見て感動する、唯一無二のサービスを作る

去年末にサービスのコアを考え直し方向性が大きく変わったため、今年は本当にサービスを1から作り直すところから始まりました。
コンセプトや世界観も変更がありましたし、横画面だったものが縦画面になるなどの自分にとって初めての仕様変更もあったため、どうしていくのが良いのかとても悩みました。

私と『TOYVERSE』の発案者である崔さんがコンセプトアートデザイナーの役割も担うことになり、たくさんの資料を見て、自分の頭で想像して、最適化も考えながら世界観を作っていきました。

方向性が変わったところから、スケジュール的にはかなりハードでした。
それでもここまでやってこれたのは、制作スピードが早いことはもちろん、アイデアをたくさん出してくれたり、細かいところまで見てくれる経験豊富なメンバー達のおかげです。
それぞれ先のことまで見据えて作業していて無駄がなかったためスケジュール通りに良いものを制作してこれたんだと思います。

また、私達が想像したものに賛成して、一緒に作ってきてくれた他のチームメンバーの存在は大きいです。
チーム・プロジェクトメンバーの力と理解があったからこそ、毎日楽しいと思いながら仕事ができるのだと思います。

留置)制作したものの中で、特に大変だったことはありますか?

黄)『TOYVERSE』内の機能の1つに「モーメント」という投稿機能があります。
自分で作ったトイ「nOn」がワールドというスペースに遊びに行くと、「モーメント」に投稿できる撮影アイテムをゲットできます。

「モーメント」投稿例。ハラハラジャグリング🦈

リリースまでに、お客さまに楽しんでもらえる十分な量のクリエイティブを制作してきましたが、もう、記憶にないぐらい大変でした。
大変でしたが、企画者と会話をしながら可愛いもの、面白いもの、様々なジャンルから常に新しいものを作ろうと話しながら作っていった過程も面白かったです。

あと、イントロムービーにも特に力を入れて制作しました。
制作期間が制作1ヶ月だったところをわずか2週間で完成させました。
日本向けではなく世界中の人が見て感動するものを作らなければならなかったので、恥ずかしく無いものをと妥協せずに作りました。
色々と勉強しながら悩みながら制作しましたが、これも監修に入ってくれた崔さんが良いフィードバックをくれたおかげで納得がいくものが出来たと思っています。

妥協せずにやってきてもやはり、本番リリースまではずっと緊張感を感じています。
何というか、卵から生まれる鳥みたいに世界に出ていくんですから。
日本だけじゃなくて世界中の人が見るので緊張している部分もあります。

↑お話しているイントロムービーの日本公開は来年となりますが、TOYVERSEの世界観をお伝えできる先日公開した黄さん制作のムービーを御覧ください👀

黄さんが選ぶ今年の漢字一文字は...

留置)黄さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

黄)私は「幸」を選びたいと思います。
今年を振り返ると「幸せ」に尽きる1年でした。

自分の作ったものをチームの皆と意見を出し合って、そして認めてもらいながら進められてきたことは本当に幸せでした。
今年、テックローンチ(一部地域公開)ができ、次はリリースに向けて頑張っていきたいです。

そして『TOYVERSE』はプレイする人に「幸せ」を感じられる場になればと思いながら作ってきました。その思いも込めてこの漢字を選んでいます。

『TOYVERSE』プロジェクトの「人」そのものが強み

留置)来年の抱負を教えてください。

黄)来年は『TOYVERSE』のグローバルでの成功。これに尽きます。
その先に、やりたいことはたくさんあります。『TOYVERSE』というIPで色々なブランドとコラボしたりしたいですし、個人的には『TOYVERSE』をリアルなアートトイにして楽しんだりもしたいと思っています。

来年の本格リリースに向けて、制作するものも決まっています。たくさんやることはありますが、心強いチームメンバーがいれば大丈夫だという気がしています。

会社において、仕事は一人でやるものではありません。
協力しながら作業していくものです。

サービスづくりにおける過程、企画・デザイン・コーディング、全て1人でできれば良いですが出来ないから人が集まって一緒に作るんです。
自分だけどれだけ上手にできても、連携できなかったり、一緒に仕事をやる気が落ちていればどうしようもないんです。

仕事で意見が食い違うことはあります。
それぞれの領域のプロ達の集まりなのですから、100%意見が合うわけがありません。
良いものを作るためには、色んな意見が必要です。

プロジェクトを成功させる鍵は、結局「人」だと思います。
お互いが素直に話ができること、人として付き合っていけること。
この関係ができていることが、私達の組織の強みです。
私は本当に運が良かったと思います。

来年もこのチームで『TOYVERSE』の成功という1つの目標に向かって頑張りたいと思います。



次回予告

お楽しみに🎄


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