Chapter 2 霊性の意義 3 こころと『魂』
3.こころと『魂』
① こころを生かす「‐al」の『力』
ここで、「マインド」の構造にまつわる基本的な三つの側面をご紹介しておきましょう。
『魂』の領域は、エネルギーチャージを行う基本的な仕組みがあることは首尾一貫しており、それは、<あたま>、[からだ]、(こころ)の三つを機能させるためのベースになることは間違いないと考えています。
このようなことを勘案しながら、もう一度、四つの「‐al」を見て参りましょう。
①mental ⇒<あたま>
②physical ⇒[からだ]
③emotional ⇒(こころ)
④spiritual ⇒『???』
ということになり、spiritualだけは『???』となってしまいます。
さて<あたま>でも[からだ]でも(こころ)でもないもの、すなわちそれは、三つに供給するエナジーの根源そのものであるといえそうです。
それはもともと目に見えるものでもなく、感覚的にも意識しにくいため、現代社会の唯物思想の影に埋もれる形で、さらに見えにくくなっているのだと思います。
しかし、『魂』の領域に存在する『エナジー』、『底力』としてのspiritual領域は確実に存在します。この領域を『認識』することができれば、私たちは後半以降にお話することになる、『精霊』の『力』というものを信じずにはいられないことでしょう。
それではもう一つ、ヒントを申し上げておきましょう。
② 四つの『魂』の『底力』
前回、そもそも『魂』は『力』であり、『霊』の『底力』ということをお話しました。では、このことを踏まえ、改めて四つの『魂』の領域を、今度は日本語で表現するとどうなるのか、お示ししておきましょう。
①mental ⇒<あたま>⇒ 知力
②physical ⇒[からだ]⇒ 体力
③emotional ⇒(こころ)⇒ 活力
④spiritual ⇒『???』⇒ 気力
いかがでしょうか。知力、体力、活力、気力は、私たちネイティブな日本人ならば普通に使っている言葉です。
この『力』を底支えしているのは『魂』の領域であることを、まず、ご『認識』いただきたいのです。
つまり『体』を支えている『底力』にも『魂』の力があり、『頭』すなわち『知』を支えている『底力』にも『魂』が関与し、当然『心』を支えている『底力』にも『魂』が関与しているということを表現しています。
『魂』とは(こころ)の面を担い、基本的には「エナジー(底力)」を供給するフィールドであるとご理解ください。
そして英語の接尾辞「‐al」とは、『~性』は『こころ』を生かすことであり、それにはやはり『底力』が必要となります。
つまり、簡単に『魂』のフィールドは、
①mental→精神的知力
②physical→身体的体力
③emotional→情動的活力
④spiritual→霊魂的気力
を担っているといえるでしょう。この『霊魂』の部分がいったい何なのか、これは、言葉で説明しにくい部分となりますので、これらの解釈については、シリーズ後半でお話することに致しましょう。
次回、Chapter 2 霊性の意義4 東洋思想的『霊』をお送りします。
※このマガジン『霊性の彼方へ』に連載されている他の記事はこちらから
今回の配信は以上となります。
最後までお読みいただき誠に
ありがとうございました。
ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んで頂いたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことです!マガジン内のコンテンツに興味のある方はフォローもよろしくお願いします。