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コーチングセッション 管理職のお悩み①

こんにちは!ココラボ課長です。今週はココラボ主催の月5名までのコーチングセッションおける、管理職の方のお悩み事例についてご紹介します。

管理職歴3年 Aさん(女性)
Aさんは、管理職になって3年です。Aさんが管理職になった背景は、前任の管理職の急な退職によるものでした。別の部署からの管理職登用だったため、Aさんに対するチームメンバーの対応は、歓迎ムードとは言い難いものでした。それでもAさんは、メンバーの信頼を得ようと、メンバーの意見に根気よく耳を傾け、時間をかけてチームメンバーと関係性を構築し、3年経ってようやく足場が固まってきたと感じております。チームメンバーからの信頼を得たところで、今度はチームとしての機能であったり、個々の能力を高めていきたいと考えたAさん。次のステップを歩む上で一つ課題を感じています。それはベテラン社員のCさんについてです。Cさんは自部署の中では一番勤続年数が長く、自部署の知識にも長けています。一方で、Cさんは、ネガティブな発言が多く、また影響力が高いため、他のメンバーの士気を下げることにつながりかねません。Aさんは、Cさんのマイナスな影響力を改善してもらおうと、Cさんが何を求めているかなど、根気よく寄り添って話しを聞いてきましたが、Cさんの話はいつも生産性がなく、最後は必ず誰かの悪口になってしまうため、このままではダメだと考えております。そもそもAさんは、根本的にCさんと性格が異なるととらえており、正直Cさんについて、寄り添うことができません。だからこそ、Cさんにどのようにアプローチしたらよいか分からず、困っているようです。

いかがでしょうか?よくある職場の悩みかと思います。一方で解決方法は一つではなく、更に言うと他で成功したケースがこのケースで当てはまるとも限りません。今回のAさんの結論は、「寄り添うではなく、理解するだった」でした。Aさんは根本でCさんについての考え方が自分と真逆であるため、どうしても相手に対して快く思えない感情が出てきてしまうことを認めた上で、寄り添うというのはAさんにとっては、「Cさんの考えに従う」であったり、「Cさんが正しいととらえる」という解釈だったようですが、「理解する・相手をただ知る」「なぜそういう考えに至るのか、聞いて背景を理解する」という言葉にハッとしているようでした。

また、その後、管理職同士のセミナーに参加したことで、他の管理職の方も内容は異なれど、どなたもそれぞれ悩んでいることを知り、「自分だけが、悩んでいるわけではない」ということから、肩の力が抜けたようです。

どこで、その方の課題が解決するきっかけになるのか、管理職の方一人とってもそれぞれです。一方で大事なのは、このように自分のことを客観視したり、振り返ったりすること。

そういった少し立ち止まる瞬間が、忙しい管理職の方だからこそ必要だと感じる出来事でした。

ココラボコーチングセッション。7月の募集、間もなく開始します!




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