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『探究するチカラ』

2021年1月からの新入試でも一番問われることになる『探求するチカラ』

もちろん探究するチカラは、進学だけではなく、就職や、生きる力にもなるので、
子どもたちに育ててあげたいスキルです。

この探求する力、これがあれば困難な状況にあっても道を切り開き進むことができる…と、私は考えます。

『探究するチカラ』は能力的に本人が持てない場合もあるでしょう。
ではどうしたら良いか?
を考えてみてください。
その場合は他のブレーンを持つなどの対応が可能かと思います。

例えば、小さなお子さん、知的な問題や、身体、精神的問題により本人が持てないのならば、
友達や、支援者、保護者などサポーターを見つけて行く。

アドボカシー、アドボケイトの概念は、近年広がりをみせています。


実は障害があっても、例えば虐待や愛着形成などの問題を抱えていても、過酷な中にあっても、稀に楽に生きてる子がいるのです。

何が違うのか…?

私はずっと疑問に思っていました。

今の私の見解は、
『探求する力』があるかないか
です。

この『探究するチカラ』とは、

①疑問を持つ(視点)
②考察する(思考)
③行動する(行動)
④結果を振り返り(見直し)

そしてまた①に戻るを繰り返す


この繰り返しが大切なのです。
この繰り返しがより良い結果を生み、成功や失敗から学び、成長するのです。

これは、『アップデートを繰り返す』https://note.com/cocokaranosapuri/n/n236a64067526
にも通じます。
また、今までお話して来た視点などにも関連します。
読まれていない方は是非、辿ってみて下さい。

まずは①疑問をもつ(視点)
そこからです。
5W1H「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」をたくさん見つけて下さい。

そして疑問を持ったらそれを②考察する(思考)
「考察」
とは、「物事を明らかにするためによく考え、調べること」です。

疑問を持てば、調べたり、質問をしてください。
そのままにしておかないということです。

例えば、
学校で先生に質問して帰る。
スーパーで店員さんに聞く。
Googleで調べる。
専門家に話を聞く。
色々な人の意見を集める。
など、出来ることから始めてみましょう。

質問するということは、問題を自分で抱え込まないための一歩であり、
適切に助けを求めるための一歩でもあります。

実は、2021年新入試にも関わっていらっしゃる立命館の薄井道正先生のお話を聞いたことがあるのですか、
薄井先生は学校の先生方にも指導されていらっしゃり、
アクティブラーニングが授業形態になってくるにもかかわらず、学校の先生が質問できない、先生から手が上がらないと嘆いていらしゃいました。

日本人の奥ゆかしさでもあるのですが、
この先の見えない時代に、助けを求めるスキルは持っていたい、育ててあげたい大切なスキルのひとつだと思います。

疑問をもち、よく考察したら、次は行動です。
④行動する(行動)
これは「自分が成したい結果のために、どう動くか?」ということです。

結果を導くために「行動」する時は、
選択し、決定し、そして行動します。

疑問を持ち、しっかり考察し、選択肢を持ち、
結果を導くためにその選択肢の中で何を選び、どう行動するか…
という事です。

選択肢を持ち得なければ、選択し、決定し、行動できない…と気づいた方は、考察することがいかに重要かということにも気付けると思います。
考察し、たくさんの選択肢を持てると言うことは、それだけたくさんの武器を持てたとも言えると思います。

そして結果が出たら、
④結果の振り返り(見直し)
です。

より良くするため、同じ失敗をしないため、結果を振り返り、見直す事が重要です。

そしてそこからまた①疑問を持つに戻る。

必ず、
なぜコレを使ったのか?
他に使えるものは無かったか?…

なぜこの様に言ったのか?
他に言い方は無かったか?…

なぜこの選択をしたのか?
他に選択肢はなかったのか?…

なぜこの様に行動したのか?
他に選択肢は無かったか?…
と、①疑問をもち、②考察する…を繰り返していきます。

どんなに些細な事でも、この探究のサイクルは変わりません。

この探究のサイクルを続けていけば、より良い結果が期待できるでしょうし、より良い結果がついて来るでしょう。

そして『探究するチカラ』はどんどんブラッシュアップされて行くでしょう。
そうすれば、どんな困難な場面にぶつかっても、新しい道を見つけられるでしょう。

『探求するチカラ』は生きる力です。
私にとっての支援も「生きる」「生き抜かせる」ということが最重要、最優先であります。

是非、この『探究するチカラ』を自分自身でも、子どもたちにも育ててあげて下さい。

次の記事では『探究するチカラ』にも通じる『思考』について掘り下げようと思います。


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