消化吸収ツアー5【お願い!満腹まで食べないで!と申しております】

こんにちは。あやです。
今回は「消化吸収ツアー」の5回目「胃」がテーマです。
胃は、これまでの2つ「脳」と「口」に直接、大きな影響を受けるところです。

飲み込まれた食べ物は、胃の上のほうに1時間ほど止まっています。

あ。。。

胃の絵って、袋が膨らんで描かれていますが、食べ物が胃の下から溜まっていくわけではないですよ…念のため。

で、、、

食べ物が、上の方にとどまっている間、前回の『口』のところでお伝えした、唾液に含まれている炭水化物を消化する酵素は、まだ仕事をしています。

その後、徐々に食べ物は下がっていき、約2~4時間ほど、胃の中に居座ります。
これ、脂肪の少ない食事なら短く、脂肪の多い食事は長くなります。

また、

胃が空っぽになるのにかかる時間は、長期のストレス状態にあると長く、急性のストレスに晒されると短くなります。便秘と下痢ですね。
思い当たる人もいるのでは??

脳で、ストレスを感じるか、喜びを感じるかでも、消化液の出かたに影響を与えます。

そう、

ストレスが消化に与える影響は、ここですでに現れてきます。

では、もう一つ・・・

日本には良い言葉がたくさんありますよね。
その中の一つが、

『腹八分目』

これ、世界的にも知られている単語なんですよ。
自然療法の世界でよく出てくる言葉です。

食事の際、お腹いっぱいではなくて、2割ほど少なめに食べるのがいいということ。
「健康を維持するため」です。

あなたは、普段、自分の外見に気を使いますか?

綺麗な肌に見えるように化粧をしたり、怪我をすれば、早く治るように絆創膏を貼ったり

…しますよね?

では、内臓はどうでしょう?

あまり気にかけないことが多くはありませんか?
見えないですから仕方ないのかもしれませんが。。。

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『腹八分目』は、内臓への気遣いです。

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胃の役割って、いろいろあるんですけど、その中でも大事なことは、食べ物をドロドロに砕くことです。

もちろん、

口の中である程度は噛み砕いているわけですが、消化吸収するには、更に小さくする必要があり、胃は、その役目を担っています。
ここで砕きそこなったものは、もう、そのチャンスはありません。

いくら消化酵素ががんばったところで、大きな塊を溶かすことなど出来ないのです。

つまり、

胃とは、言わばミキサーのようなものです。

例えば、

ミキサーでジュースを作ろうとしたときに、蓋のところまで満杯に材料を入れたらどうなりますか?

上手く混ざらないし、砕き残しがでますよね。
延々と混ぜ続けたら、熱くなってショートすることもあります。
最悪、あふれ出てしまいます。

胃だって、同じことなんです。お腹一杯食べたら、胃が分泌する酵素や酸と上手く混ざらないし、砕き残しは出るわ、疲れ果てちゃうわ、最悪、逆流して胸焼けを起こします。

腹八分目とは、胃がちゃんと働けるように『隙間』を残してあげる。という心遣いなんです。

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そうそう、、、英文の健康系専門書にも、この言葉が記載されていました。
日本には、素晴らしい考え方がある、と紹介されていたんですが

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 Hari hatibunme
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「Hari(ハリ)」じゃなくて、
「Hara(ハラ)」でしょー!

意味、分からないじゃないかー!って突っ込んでしまいました(笑

こんなに有名な「腹八分目」
ぜひ、心がけて下さいね。

次回は、『小腸』がテーマです。お楽しみに♪
Love...Aya

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