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人に慕われるわざ

あなたのまわりにも、人間関係を築くのが上手な人が
いるのではないでしょうか?
成功と幸福に必要なのは、知性や学歴、体力ではなく、
「人とどれだけうまくかかわることができるかである」
と言われます。
全米セールスマン・オブ・ザ・イヤーを獲得した
レス・ギブリン氏による「人に慕われる技術」の
シンプルな実践方法をみてみましょう。

すべての人が自分を重要な存在として
扱ってほしいと願っている。

重要感を持たせると、人は喜んで動いてくれる。
重要感とは、自分が重要な存在だと感じることだ。
相手を立てると、相手はあなたを好きになる。
ところが、「私が、私が」と自分のことばかり主張すると、相手はひいてしまう。
自分を前面に出すと、相手に重要感を持たせることが
できないから、相手はあなたを避けようとする。
しかし、相手に重要感を持たせると、
相手の自尊心を高めることができる。
誰にとっても、自尊心はきわめて大きな意味を持っている
その理由は、すべての人が「自分は重要な存在だ」
感じたがっていて、誰かに大切に扱われると、
自尊心を高めることができる
からだ。

人々が自分の気分をよくさせてくれる人に
好意を抱くのは不思議ではない。
実際、相手の自尊心を高めることが、
人間的魅力のカギなのだ。単純明快なことだ!
では、どうすれば相手の自尊心を高めることが
できるだろうか?

相手の自尊心を高める6つの習慣

1. 相手の話にしっかり耳を傾ける

話を聞くことは、相手の自尊心を高めるための
最高の方法である。
相手の話に耳を傾けると、相手が重要な存在だから
話を聞いているのだと思わせることができる。
相手に敬意を示し、意見を尊重していることを知らせている
当然、相手を喜ばせるから、相手の自尊心を高める。
その結果、相手はあなたに好意的で
あなたの言うことを聞く。
たいていの場合、あなたがじっと相手の話を
聞いているだけで、相手はあなたに好意を抱く。
誰もが「自分は重要な存在だ」と感じたがっていることを
覚えておこう。

2. 相手をほめる

人はみな自分が称賛に値すると思っているから、
褒められるのが大好きだ。
社会学者によると、それはすべての人を駆り立てる
基本的欲求だから、誰もが自分をほめてくれる人に
好意を抱くのは当然
だという。
これは自然な反応であるだけでなく、
多くの人は日常生活でほめられることがめったにないのだ。
それはその人にほめられるだけの価値がないからではなく、相手を称賛する気持ちを、
誰も言葉で伝えようとしないからだ。
人は自分のことばかり考えているから、
相手のことをあまり高く評価していない。
「人に慕われる技術」にたけた人は、何かを求める際に、
まず心を込めて相手をほめてから要望を伝えるように
心がけている。

3. 相手の名前をできるだけ頻繁に口に出す

相手の名前を会話の最初の数分間に10回ほど言って、
相手とのつながりをつくろう。

「やあ○○君、今日の調子はどう?」
○○君、会えてうれしいよ」
「どうぞ座ってください、○○さん
○○さん、とても元気そうだね」
○○君、ご家族のみなさんはお元気?」
私たちはみな単なる集団の一部としてではなく、
個人として大切に扱われたいと願っている。
私たちを一人の個人と感じさせてくれるものといえば
自分の名前だ。相手の名前を言う場合と言わない場合の
違いに注目しよう。

おはよう。 ➡ おはよう、○○君。
ありがとう。 ➡ ありがとう、○○さん。
どういたしまして。 ➡ どういたしまして、○○君。

人は自分の名前を見聞きすると、
大切に扱われていると感じる。

だから、人は机の上にネームプレートをおいたり、
イニシャル入りのキーホルダーを持ったりするのである。
何かを話すときは相手の名前を言い、
会話のなかでも相手の名前を何度も繰り返そう。

4. 相手の質問に答える前に少し間(ま)をおく

誰かが質問してきたとき、それに対して答える前に
数秒間だけ間をおこう。
これは心理的に絶妙な効果があり、繊細な力学が働く。
答える前に少し間をおくと、相手の自尊心を
高めることができる。
相手の質問をじっくり検討しているという印象を
与えて、相手を立てることができるからだ。
逆に、すぐに答えると、それとは正反対のことを
してしまう結果になる。
数秒間、間をおいてから自分の意見を言うことは、
相手の言っていることに耳を傾け、
相手を尊重していることを伝えるための
すぐれたテクニックである。

5. 相手を待たせていることに配慮する

相手を待たせていることに配慮している気持ちを伝えよう。
もし自分に決定権がないなら、電話か手紙かメールで
途中経過を説明しよう。
人は自分を気づかってもらっていることがわかると、
信頼を寄せてくれるものだ。

6. 相手の話をする

自分のことばかり話していると、相手を軽視しているような印象を与えてしまう。
一方、相手の話をすると、相手に重要感を持たせ、
その人の自尊心を高めることができる。
人間の欲求の最大の特徴は「自己保存」
だから、相手に重要感を持たせれば持たせるほど、
相手はあなたを好きになり、快く対応してくれる。

意識しないと気付かなかった相手への気配り。
こうしてみると、対人関係はやはり
気をつかうことに尽きるのでしょうか?
対等に関わりあえる関係が望ましいけれどね。
これだけの技を持って近づくと慕われるってこと。
頑張ってください!

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