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橋をかける

あなたのまわりにも、初めて会った人と、
すぐに打ち解けられる人っていますよね。
羨ましく思ったりすることないですか?

わたしは人見知りがあるので、羨ましいと思いますね。

「相手を信じるのに時間がかかる私は変なのかな?」と
悩む気持ちを持つ人、私も不器用ですから同じなのかな。
でも、あなたは全然おかしくありませんよ。
すぐに相手を信じるのが難しいって感じること、
実はとても自然なことなんです。

信頼関係って、
最初はどんな人でもゼロからスタートするもの。
時間をかけて少しずつ築いていくんです。

だから、焦らなくても大丈夫なのです。

心理学では、
信頼を築くことを「ラポール形成」と言います

「ラポール」はフランス語で「橋をかける」という意味で、心がつながる状態を指すんです。
ラポールができあがるまでには、一般的に3か月くらいかかると言われています。新しい環境に入って2か月経っても
「まだ馴染めてない」と感じるのは普通のことなんです。
3か月というのもただの目安なので、
「ゆっくりじっくり信頼を築いていけばいいや」と、
少し肩の力を抜いてみましょう。

「相手は何もしてくれない」と感じることも
あるかもしれません。
信頼関係は、お互いが協力して
積み上げていくものです。たとえるなら、
二人でレンガを一つずつ積み上げて、家を建てていく
イメージです。自分は何もせずに、相手にばかりレンガを
積んでもらおうとしても、家は完成しませんよね。

お互いに「だって、あなたがやってくれないから!」と
責め合っても、何も進まないんです。
自分がひとつレンガを積めば、
相手もまたひとつ積んでくれるものなんです。

もし、あなたにとって信頼したい、信頼して欲しい人が
いるなら、あなた自身が、率先してその信頼の「レンガ」を
少しずつ積んでみてくださいね。

自分の心の扉を開けることも大切です。
自分のことを相手に話すことを「自己開示」と言います。
出会ったばかりの二人は、心の扉がまだ閉じた状態。
でも、お互い少しずつ自己開示していくと、
その扉が少しずつ開いていきます。

何度か会うことで、さらに開いていき、
信頼も深まるんです。
これを「自己開示の返報性の法則」と言います。

誰を見ても難しくて
「この人、信頼できない」と思い続けていると、
いつまでたっても信頼できる相手には出会えません。
心の扉の鍵をちょっとだけ外してみることから、
人間関係は始まるんです。

もちろん、
誰にでも心を全開にするのはリスクがありますが、
ここぞというときには少しだけ勇気を出して、
相手に心を開いてみてください。

そうすれば、自己開示の返報性の法則が
きっとあなたの味方になってくれるはずです。

恐れずやってみることから、始めませんか?
かならず、信頼する事の意味を感じる事ができますよ。


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