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ダンサーのためのフードアドバイザー #なぜ声100本ノック! #09 #みんなで営業

「なぜか声がかかる人の習慣」(高橋浩一著 日本経済新聞出版社)に基づいて、みんなの活動を事業化するには?の9人目も(!)筆者の私。

前回、大学を雇い止めになり、英語をフリーランスで教え始めたことを書きました。大学では国際交流事業を担当。「国際交流と一言で言ってもかなり広範囲だなぁ…」大学を雇い止めになっても国際協力、国際貢献という私自身の理念を諦めるという発想は全くなく、3月末で大学の職を辞め、しばらくひとりでゆっくり考えよう…と決めました。

【カゴから出た鳥のように!】
4月、晴れて大学から自由の身になり、会いたかったお友だちに会うべく、東京へ!Addis Abebaから帰国している知己に会いたい一心で青山の某所へ!すると彼女が帰国するのはGWとの由…あー!勘違い… でも同じ場所にカンボジアのファッションブランドが出店されていて、お店番をなさっていた女性がカンボジアの食生活、栄養事情のお話をしてくださいました。「あ!そっか!食という切り口での国際交流、その手があったか!」この瞬間、食に関する勉強をしようと思い立ちました。

【お料理学校入学】
大学を辞めて約1ヶ月で"What's NEXT?"がかなりスピーディーに進みました。そして、ハローワークで職業訓練の中に「フードアドバイザー科」を見つけ、早速、申込、受験、合格そして入学。全日制で3ヶ月でしたが、花嫁修行のチャンスもなく人生の半分が過ぎた私にとって、"なんちゃって"花嫁修行的体験にもなり、かつ、今後のキャリアの元になるスキルを学べ、実にありがたい機会をいただきました。

職業訓練「フードアドバイザー科」(以下、お料理学校)では「修了したら『食生活アドバイザー2級取得』と『飲食業界への就職』することが条件」とされました。まぁ、どちらも果たせず、学校に対してはひたすら平謝り…

【修了後、途方に暮れる…】
お料理学校修了後、他大学の公募を片っ端から応募したものの、全滅…外資系企業も豪雨災害(2018)で呆気なく撤退で内定取り消し…失意のどん底…でも、飲食業界への方針転換をするほどの元気も根性もない一方、お料理学校で学んだことをこんなに早く「昔取った杵柄」にしてしまうのももったいない…そこで、Instagramに私の手料理写真の投稿を始めました。

お料理学校での多様な教科の中で私が一番大好きなのが「調理実習」少し得意なのが「フードコーディネート」なのでお料理をし、なるべく上手に写真を撮ると練習になる、せっかく習ったことを忘れないため、くらいの軽い気持ちでした。でもInstagram のおかげでみなさんに私の手料理写真を見ていただき、「美味しそうだったよ!」と前向きなコメントを頻繁にいただくので私の気持ちもスキルも少しずつ緩やかに上昇しました。

【1年後の理想像 2020年】
ちょうど1年前に「1年後の自分の理想像」について英語でプレゼンする機会がありました。
私の1年後の理想像は…
・今いるスタジオのプリマになる
・ダンサーのためのフードアドバイザーになる
この二つでした。
今は自分の体を使って、これくらいしっかり食べて、健康&体力&体型が維持できるという人体実験中!すでにいただいている相談の例としては、ボディービルダーであともう少しでチャンピオンという方向けの「筋肉もりもりマッスルポップアップ飯」メニューやプロテイン情報ご提案、ビジネスパーソンには人間ドックの結果を踏まえ、治療が必要にならない段階での食生活の改善に関する情報提供をしています。あとは食材販売業者からのインタビューが数件ありました。ほぼ全員が私のInstagramを見つけてくださってのお声かけでした。

さきほどサバと大根の味噌煮の投稿をご覧になった方から「定食屋の女将さんになってください。中目黒エリアで!」とお声かけいただきました!うれしい!どうしようかな!?明日にでも行きたいです!

お料理学校を修了して、今年で3年目…スキルをつけるだけ、勉強をするだけなら短期間(私の場合、3ヶ月)でできるのかもしれませんが「声がかかるようになる」までに3年!前の記事の英語講師としても大学を辞めて3年後でようやく声がかかる…営業力は一朝一夕で成せるものではないみたい…ビジネスは個人的能力の高さよりむしろにお客様との出会い、お客様の心を掴む力が何よりも大事!

私のInstagramも最初はただのアルバムに過ぎませんでしたが、次第に献立にまで成長し、やっと栄養について話せたり、食レポへと活動範囲を広げられるようになりました。最初から完璧に出来上がったものなどないのだから、どうしていいかわからないときは「むやみやたらになんでもしてみる」ことですよね!

大学を雇い止めになった経験は本当に辛く苦しく、悲しいできごと…もう2度とあんな思いはしたくはありません…でも、今思えばその雇い止めが私のライフピボット、人生の方針転換だったような気がします。
退職後、瞬く間にお料理学校にたどり着き、今はアスリートやビジネスパーソン、業者さんの相談にのっている…
この流れを創り出すまで、私が闇堕ちしないよう、そばでずっと寄り添ってくれたお友だちすべてに心から感謝し、今後も私自身もダンサーでいることを諦めることなく食生活もマネジメントし、私を見れば「食生活の相談ができる人」と思っていただける人になるべく、たゆまぬ努力を続けます。

「なぜか声がかかる人の習慣」略して「なぜ声」「なぜ声100本ノック!」を100名まで無料で実施。クラブハウスで音声のみ公開の形で60分(予定)。日時は個別に調整し、原則として再調整は不可。一人1回限り。相談希望者にはこうしてウェブ上に内容の一部を個人を特定しない形で公開することに予めご理解、ご協力のほどお願いいたします。筆者のHPよりメルマガ登録もお願いいたします。

なお、「なぜか声がかかる人の習慣」の著者、高橋浩一さんにはこの「なぜ声100本ノック!」にご理解&お許しをいただき、恐れ多くも「ありがとうございます」と言っていただきました。浩一さんには私からも心よりお礼を…

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