カレーライスとナンカレー②
先日のランチでCoco壱でカレーライスを食べて、さらに夕飯はカレーで、次の日の朝食もカレー、そしてさらにランチもカレーライスだったので、ボクは都合4食連続でカレーライスを食べた。
Coco壱のカレーに比べるとかみさんが作ってくれたカレーライスはどちらかと言えばあっさりしており、食べ飽きなかったからこんなに続けて食べられたとも言える。
これが主食でもあるインドやネパールでは、スパイシーながらもこういう感じの食べ飽きがしないカレーを毎日食べているのかなとふと思ったりもした。
保田くんと最後に話したのがカレーライスとナンカレーの話だった。
前回はそんな話をした。
カレーライスも好きだけど、ナンカレーも同じぐらいに好きなボクは『ご飯が食べたい』と言い放った保田くんの言葉を『邪道だ』と切り捨てた。
これはどうなのだろうか……。
急にボクは不安になったのでいろいろ調べてみることにした。
まあ、調べると言ってもネットで検索して調べただけなのだけど……。
日本人は好んでカレーライスを食べるのだけど、カレーのルーツを探るとイギリスが植民地としてインドのベンガル地方を支配しており、その時にカレースパイスにご飯を合わせて食べるというやり方で食べていたということが原点らしい。
ただ、同じように元々、インドでもカレーにはご飯に合わせて食べるという風習があり、それが主流だったらしい。
つまりボクがしたり顔で保田くんに話した『カレーライスは邪道』という意見は完全にボクの間違いで、実はナンカレーの方が邪道だったのだ。そもそもインドでもナンは一般的ではなく庶民の食べ物ではないらしい。
実に薄っぺらい調査内容なのだけど、大まかには間違っていないだろう。
つまり……
『米を食べたいんだよ』と言った保田くんの意見は正しかったと言えるのだ。
でもなあ……。
米を食べたいというだけの理由でカレーライスを選択するというのはちょっとなあ……と思うところがある。
いや、米が食べたいなら他にも方法があるではないか。
何かの丼でもいいし、定食でもいい。
カレーという食べ物はご飯だけで食べるわけではないような気がする。
現に邪道かもしれないが、ナンで食べるカレーもここ日本においては広く知られているではないか。
ボク個人としては、ナンカレーは美味しいと思う。
日本のカレーライスはルーがドロッとしてトロミがあり、ご飯に絡めて食べる。
それに比べて本式のインドのカレーはスープに近い感じでさらっとしている。このさらっとしているスープにご飯を絡めても美味しいのだろうと思うのだけど、あれはナンのようなものにつけて食べた方がより美味しいのではないかと思うのだ。
一方、カレーの付け合わせとして辣韭や福神漬けを食べるのは日本人だけなのではないだろうか。
これらの付け合わせはとにかくカレーライスによく合う。
甘みのある付け合わせとピリリと辛いカレーの味がいい感じで混ざり合って、癖になる味わいなのだ。
こうやって考えるとやっぱりカレーライスにもナンカレーにも良さがあってどっちも美味しい。
できれば保田くんと再会して美味いカレーを食べに行きたいものである。
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