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キー・ホイ・クァンのような51歳になりたいと思えた訳

ここあんです。どうもです

いよいよ春本番のこの時期
アメリカではアカデミー賞授賞式が行われ、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」という作品が作品賞を受賞したり、アジア系初の主演女優賞をミシェル・ヨーが獲得したり、タイトルに書いたキー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞したりと、アジア系の俳優や関連作品に対する評価の変化を感じる、まさに時代を現したイベントとなった印象です

とはいえ、
在宅で仕事をしながらこの授賞式を流し見していた私

好きな人と比較するとそんなに映画に触れあっていない関係もあって、
どの作品や俳優さんが良いのか悪いのかもわからず、
エンターテインメントをただ眺めるっていう目的で、意外と毎年見ている感じです

そして、、、毎年この作品観たいな…とか思って、、
結局見ない人間です

なので、今回はそんなアカデミー賞に関してどうこう書き綴りたい訳ではなく、この授賞式を拝見していた中で助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンさんのような大人になりたいなと素直に感じた話を書きたいと思います

私自身そんなに詳しくないので、
あくまでWikipedia情報ではあるのですが、
キー・ホイ・クァンさんは中国系ベトナム人のアメリカの俳優さんで、
1975年のベトナムのサイゴン陥落という出来事を機に、香港、アメリカと移住した背景があるようです

そして、1980年代にハリソン・フォード主演のインディージョーンズなどで子役として出演し、当時はかなりの人気を得た早咲きの俳優さんとのこと

子役あるあるのようですが、子役時代の圧倒的人気を経た後の俳優業はなかなか苦労に絶えなかったようでここ最近までは、俳優業としてではなく、制作スタッフとして「X-MEN」などの武術指導のアシスタントや通訳代わりのような仕事をしたりと、表舞台とは違うフィールドで頑張っていたようです

今回、アカデミー賞で作品賞を受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」という作品で本格的に俳優業に挑んだ模様で、その結果、51歳にして名誉あるゴールデングローブ賞とアカデミー賞の助演男優賞を獲得した苦労人としてテレビのコメンテーターやTwitterの同世代の人たちが喜び、語っているのがとても印象的でした

(すいません、全然詳しくなかったので本気でネット調べの経歴なので間違ってたらごめんなさい…w)


私自身としては、上記のような過去の栄光から年数を経て再びカムバックした、彼のバックボーンも素敵な話だなと思いますが、どちらかというとこのキー・ホイ・クァンさんの受賞式における振る舞いを見て、こんな歳の取り方をしたいなぁっと素直に思えたことが、とても印象的な場面でした

まず、何よりもこの晴れ舞台を楽しんでいる姿
そして、受賞したときに子供のように飛び跳ね、喜びを表している姿

作品賞の発表プレゼンターにハリソン・フォードが登場したときの喜びようは、本気で子供のようでした
(そりゃ子役時代で共演した彼としては、特別極まりない瞬間であるのは確かですしね…)

アカデミー賞の華やかな世界からどっぷり離れて、
毎日、毎日、クライアントや部署のメンバーとゴールの見えにくいお仕事に悶々と取り組んでいる私たちビジネスマンをはじめとした一般人からすると、キー・ホイ・クァンさんのあの屈託がなく、淀みのない、子供のようなリアクションを51歳になったことにできるかと想像したら…

全くイメージが湧かない…

って感じです

とてつもない苦労をしてきたからこそ出せる感情かもしれません

自分だって授賞式に呼ばれたら、ああなるのかもしれません…

それは置いておいて、、
個人的には、彼と同じくらいの歳になった時に、
同じように心から喜び、飛び跳ね、憧れの人に抱き着き、涙を全力で流せるような人生を送りたい

そんな気持ちにさせてもらえました

映画に詳しい訳でもない
子役のキー・ホイ・クァンを知らない
なんなら、彼の出ている作品を見たことがない(はず…)

なのに、ここまで感情を動かされたこと

演技を見ずに、人柄でこの人の出ている作品を見てみたいなと思わされたこと

大切なのは仕事で成果を上げることではなく、
成果を上げたときに、彼のように全力で成功を喜べるかどうか

そんなことをテレビ越しに学んだ気がします

久しぶりに、一人の「人」に興味を持ったので
今度の移動時間などに彼の出演作を観てみようとも思います

もちろん、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」も

と、いうことで週末に映画鑑賞タイムの移動時間、予定立ててみました
とりあえず、身近なところに動いた感情の因子を揃えておこうとやってみました


さて、今日もまた
いつも通り仕事をしていきましょう

願わくば、年齢を重ねたときに
人に評価されるよりも、自分で自分を感動させられるか、を目指して




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