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羊毛フェルトの道具や材料はどう揃えればいい?~一度はチェックしておきたいアイテムやショップ

こんにちは、年末に向けての大きな撮影を終えて一息ついたCOCOA-MUのアカネです。
年末企画の紹介は12月中旬頃、販売は12月下旬を予定しておりますので、どうぞお楽しみに❤

それとは別に…

昨日Twitterのフォロワーさんが100名を突破いたしました!
ツイッターとnote両方ご覧になってる方がどのぐらいいるか分かりませんが、感謝感謝です。
近々Twitterでプレゼントキャンペーンを行いますので、気になる方は是非Twitterのフォローをお願いいたします!

それでは本日の本題です。
私も10年ほど関わっている「羊毛フェルト」。
制作している方は今でもとても多いのですが、本などの出版物が減っていたり、手芸店での素材の取り扱いが激減しているところも見受けられます。
今回は「これから羊毛フェルトを初めてみたいけれど、どうしたらいい?」といった方にオススメしたい道具やショップについて紹介していきたいと思います。

まずは基本的な道具を揃えましょう~ニードル・持ち手・マット

羊毛フェルトといっても、その中で「ニードルフェルト」と「水フェルト」という二つのジャンルがあります。ドールなどチクチクするのは「ニードルフェルト」です。

名前の通り、針で羊毛をチクチクして形を作っていくのが「ニードルフェルト」になりますが、針は普通の縫い針や編み針ではなく、専用の針が必要です。

針については使い勝手に個人差があり、どこのショップのが良いよ、と一概には言えませんが、個人的には「羊毛専門店で扱っている針」を推したいです(お店につきましては後程まとめます)

色々な作品を作る際に、太いニードル・細いニードルを使い分けると作品の出来栄えが抜群に変わるのですが、それを概ね網羅してくれているのが羊毛専門店となります。
羊毛初心者なら手芸メーカー品でもよいかと思う部分もあるのですが、ニードルは慣れるまでにバキバキ何本も簡単に折ってしまう消耗品なのです。
長く羊毛フェルトを頑張ってみたい方は、ぜひ羊毛専門店のニードルを使ってみて下さい!

なるべくNGにしたいニードルは、100円ショップのマット付属のニードルです。
初心者さんのお試しとしては使えると思いますが、きちんとした作品を作りたくなった時に、細かい作業が出来なかったり、大きなものをまとめるのに困ったりと、お値段なりのことしか出来ません。

またニードルの持ち手もメーカー品、専門店品色々ありますが、私自身は…

チューリップさんの木製持ち手を使っています。

とても握りやすいことと、ほぼメーカー問わず、色々なニードルに対応していることが理由です。ニードルだけでも羊毛フェルト作品は作れますが、手指が痛くなってしまいがちなので、このようなグリップがあると便利です。

マットですが、これについては個人で使いやすいもの、で構わないと思っています。定番はスポンジ状のタイプですが、これで十分です。ブラシ型のは使ったことがないのですが、こちらをお使いの作家さんもいらっしゃいますね。
何色も羊毛を刺している内に、マットの内側に羊毛が絡んでしまい、別な作品を作る際に色映りするなどしてしまうため、マットも基本的には消耗品と考えて下さい。
マットに関しては100均(ダイソーで取り扱いを見かけます)のものでも十分です。それよりも、マットを何度も使っている内にスポンジがボロボロになって、作品に入り込んでしまうこともあるので、その辺りでマットの取り換える方が大事かなと思っています。

材料はどこで買えばいい?~メーカー品はハマナカさんの幅が広い

次に羊毛を扱っている手芸メーカーの特徴や、国内にある羊毛を扱っているショップさんをまとめます。

まず、大手手芸メーカー「ハマナカ」さんです。羊毛フェルトを広く普及させたメーカーさんの一つでもありますね。
ハマナカさんでは基本色の他、野菜染めの羊毛・名前の通りクレヨンのような色合いの羊毛・化繊ですがキラキラとした光沢のあるもの、クリクリとした風合いを出すスカード、アクリル製でまとめやすいアクレーヌ、といった特色のあるシリーズも展開しています。

また、ハマナカさんの羊毛の中で特におすすめしたいのが「ニードルわたわた」です。

こちらはある程度厚みのあるベース用の羊毛で、羊毛フェルトの下地にしやすく、作品制作のスピードアップに役立ちます。染色羊毛を上から重ねるなら一番値段の安い310番、これだけで作品のベース色までこなしたいといった場合は別の色番でも構わないと思います(私はずっと310番のみ使っています)

国内羊毛ショップまとめ~自分の目的に合った使い分けをしてみよう

ここからは実店舗、または通販などで利用出来る、国内で羊毛を扱っているショップさんを紹介します。

1.紡ぎ車と世界の原毛アナンダ

最初に紹介するのは「紡ぎ車と世界の原毛アナンダ」さんです。昔は住んでいる市に支店があったのですが、撤退してしまったので通販で利用しています。私はここの染色メリノをメイン色として愛用しています。ちなみに染色ロムニーもありますが、そちらは手触りが硬めなので、柔らかい作品作りがしたい方はメリノを選んで下さい。
色についてはお試しセットがあったり、色見本の購入も可能ですので、そちらで実際に確認してみるのも良いかと思います。

2.ペレンデール鎌倉

次に紹介するのは「ペレンデール鎌倉」さんです。染色羊毛の選び方やニードルの選び方など、初心者さんに優しい紹介ページも設けられています。
ペレンデール鎌倉さんで注目したい羊毛はランヴィエ染色羊毛です。
ふわふわワタのような形状の羊毛で、毛足が短くまとまりやすいのが特徴です。色数も多く、こちらだけで作品を作るもよし、ベースとして使うもよし、他の羊毛との親和性もよく、初心者さんでも扱いやすい羊毛となっています。

3.ワークショップ金の羊

三つめの紹介は「ワークショップ金の羊」さんです。こちらも染めメリノウールの種類がとても多く、色選びをするだけでも楽しくなります。ニードルフェルトの道具もありますが、糸車の他、手紡ぎ用の道具の多さも目を引くポイントです。私は金の羊さんの羊毛を使ったことはないのですが、染色羊毛はショップによって微妙な違いがあるので、他のショップにはないけど、金の羊さんならあるよ!なんてことが多々ありますので、チェックの目は光らせております!

4.染TAKE

四つ目の紹介ショップは「染TAKE」さんです。染TAKEさんでまず圧巻されるのはメリノ100色です。ファイル状の色見本帳、見ているだけでもとっても楽しいので、興味を持った方は是非お取り寄せしてみて欲しいです。羊毛のネーミングもとっても可愛いですよ❤
染TAKEさんの良いところは、色数の多さの他、少量で購入するときに定形外で送っていただけるので、「何色かお試し色買いたいけど、送料が…」という時に負担が少し減るのも良いところです。
また、毎年秋に季節限定色が出るのも楽しみの一つです。多彩なカラー羊毛を楽しみたい方におすすめのショップです。

5.ブリコルール

最後のご紹介は「ブリコルール」さんです。以前はサッポロファクトリーのレンガ館にお店がありましたが、現在は札幌三越8階にお引越ししています。
他のショップさんもですが、やはり実店舗のあるショップさんだと、実際に羊毛の色を見たり、触ったり出来るのが魅力です。私と羊毛の出会いはブリコルールさんでした。
ブリコルールさんも羊毛の色展開が幅広く、通販も可能です。また、私がブリコルールさんでイチオシなのがニードルパンチ・極細です。以前ご店主とお話した際にも、色々探した末に見つけた極細ニードルなんです、と仰っていました。
羊毛フェルトの綺麗な表面作りは勿論、細かい模様入れなど、様々なシーンで活躍してくれるニードルで、「もうこれないと作れない…」と思う程度には使い込んでいます。細いニードル選びに迷った際は是非選択肢に入れてみて下さい。

多彩な素材の羊毛フェルト~自分にあった道具や素材選びを楽しもう

今回は羊毛フェルトに関する道具や、材料となる羊毛、取り扱いショップなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
あとは羊毛フェルトの基礎本が一冊あれば、何かしらの作品作りに取り組めるのではないかと思います。

羊毛フェルトのキットについて触れてこなかったのは、「キットにチャレンジしてみたけど失敗した」、「キットの中の材料だけでは完成しなかった」等のお声を度々聴いているからです。
羊毛フェルトはニードルを刺す力一つとっても個人差が出て、それがキットをきちんと完成させられるかにも影響します。「滅茶苦茶いっぱい刺して形が小さくなり過ぎた」なんてお話も伺ったことがあります。
ですので、分かりやすい基礎が載った本を見ながら、自分なりに作品を作っていくことをオススメしています。

また、「一人で作るのは自身がない…」といった方は、初心者向け講習を一度受けてみるのも良いかと思います。ニードルの刺し加減や羊毛の柔らかさなどは触ってみないと分からない部分が多いからです。

このように、道具や材料一つ取っても自由度が非常に高い羊毛フェルト。自分に合ったものを選ぶ楽しみも、是非味わってみていただきたいと思います。


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