#箕輪飲み ① 熱狂の記憶論
(これは静岡での箕輪さんの講演会後に開かれた、打ち上げの飲み会の様子を書き起こしたものです。数回に渡ってお送り致します!)
箕輪:誰も聞き返さないであろう録音だよね。
彰:いやいやいや、書き起こしますよ。記憶しておかなきゃもったいないので。
箕輪:そうそう、記憶論でいうと面白くて、俺ほんと記憶ないの。Avexの松浦さんも記憶ないの。
で、それを家入さんに言ったらなんか哲学的なこと言ってきて、「本当は記憶なんて、そもそもないのかもしれません」って。あの人ね、急に仏教的なこと言うのよ。
俺いろんな起業家見てるけど、あの人大好きで、要は散々失敗してきてるから、弱い人に優しいっていうか。なんて言ってたっけかな?
(携帯を取り出す。)
「そもそも記憶の定義自体が曖昧です。記憶なんてものは、はなからないのかもしれませんよ。」
なんかさ、笑うセールスマンみたいなこと言ってて。したらそのあと、
「瞬間瞬間の断続を記憶と勘違いしてるだけかもしれない、酒飲んでる時だけが真実を見ているのかもしれない。」
そういうこと言っててね。
やっぱみんな記憶ないんだよね。家入さんもう3年くらい記憶ないらしいよ。要は、人って記憶なくなるくらい突っ走らないと何か物事が動かないんだよね。
彰:箕輪さん今記憶ないですか?
箕輪:無いよ!毎朝。
帆南:今はどうですか?
箕輪:今はあるよ、でも明日無いと思う。記憶無いね、全く無い。
彰:記憶無いって言っても、こことここはある、みたいのあるじゃないですか。
箕輪:言われて考えると思い出すの。
でも「昨日の件ですが」って言われて、何も思い出せないってこともあるよね。基本的に何も覚えてない。
彰:それって昼もですか?
箕輪:今は本当に異常で、忙しくて寝てなくて酒飲んでるからってのもあるだろうけど、夢と現実と酔ってる時の境目がないから、俺が喋ってあっちが「え?」って顔してたら、「あ!これ夢の中の話でした!」って。
彰:寝てないんですね。
箕輪:寝てないっていうか、脳みそが壊れてる。これ夢かなあ?現実かなあ?って感じ。
彰:常に考え続けてるっていう。
箕輪:だと思う。で「こいつなんで?言ったじゃん」みたいなことが起きてる。
でもやっぱ成功した人ってそういうことがあるんだよね。もう狂ってるみたいな。競争のままに走り続ける、みたいな。
彰:超今ですね!
箕輪:まさに今だって松浦さんに言われた。もうそれ、今だよって。
で、いま松浦さん酒もやめてスーツ着て別人みたいになっちゃったから。でも「酔うことによる強さってありませんか?」って聞いたら、あるよって。「もうでも俺53だから、もうそろそろいいよ」って言われてたしかにな、って。俺はまだ32だから、まだね。
彰:いつからその夢と現実が曖昧な感じに?
箕輪:News Picks始めてからかな。でも俺、社会人になってからずっとこんな感じだもん。クライアントのところに酒飲んで行って、本当に会社にクレーム入って「あいつの処分はどうなるんだ!」って言われたり。
柴山:あ、きました!これ箕輪さんが食べたいって頼んだステーキ!
箕輪:いや、大丈夫。みんなで食べて!俺これだけ、じゅるじゅるだけあればいい。
じゅるじゅるマジうまい。
※「じゅるじゅる」:正式名称は「じゅるじゅる5(ファイブ)」。静岡県静岡市の居酒屋「岡むらうさく」さんの看板メニューです。
(②に続きます。)
***
画像編集 アルマ
ライター・編集 齊藤帆南
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?