熱を出した子供の為に休みにくい男性の文化が90年代は存在したなんて

北海道に帰省中、母に、最近は育休を取る人も多いし、そもそも家事も一緒にやると言う男性が多いんだよ、と教えてあげたところ、筆者の子供の頃の話になった。

母「〇〇(筆者)が保育園に通っていた頃、熱を出しちゃって、お母さんが仕事でどうしても迎えに行けなくて、お父さんに休みを取ってもらって迎えに行ってもらったんだよね。」

筆者「へーー。」

母「でも上司に、奥さんがいるのに休むこと、怒られたんだって。お父さんに悪いことしたなあって思ってさ。」

いやいやいや、何も悪くないし。その上司、というか昔の文化がやばすぎるでしょ…と思っていたら

母「まあ、お父さんの性格だから上司に反抗したみたいだけどね。」

よくやった、父。 

母は看護師をしており、父は中小企業のサラリーマンだった。
90年代なら共働きは珍しくなかったし、保育園にも共働きのお家の子ばかりだった。

ただ、会社員には共働きは少なかったかもしれない。
確かに保育園の友達のお母さんは学校の先生か医療従事者ばかりで、バリバリ働く会社員は記憶にない。(居たのかもしれないが)

25年前には当たり前に、男が働いて女は家を守る、と言う文化があったのだ。

今は帰省をすると、リタイアしたのに何もせずただテレビを見て座っていて、お風呂、とか、ご飯よそって、と母に何でもしてもらう父に苛立ちを覚える。

当時の教育や文化に固執し、変える気もないし、今の社会から置いていかれている両親を見ると寂しい気持ちにもなる。

両親も、自分たちの両親に対してきっと同じ様に、昔の人だから価値観が古すぎる、と思っている。

筆者もいつか子供ができたら、古い考え方だ、と思われてしまうのだろうか、それは寂しい。
置いて行かれない様に、若い人と定期的にお話をしたり、追いかけないと、と気付かされた。

そんな心配をする前に子供を産める様に治療しないと。明日も頑張ろう。

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