キャリアの考え方　ーキャリアの7割は偶然で決まるー

おはようございます。リケジョサラリーマンのcocoです。

先日、大学の先輩そしてリケジョサラリーマンとしても大先輩の方に、キャリアについての悩みを相談しました。そこで得た学びをnoteに書いてみようと思います。

＜結論＞
キャリアというのは、大学受験のように決まりきったゴールやこうするべきというロールモデルがあるのではない。
「キャリアの7割は偶然で決まる」

はじめに

はじめに、私の尊敬する先輩（Oさん）の紹介をさせていただきます。
Oさんは、私が大学院生の時に社会人ドクター(社会人として働きながら大学で学び博士号を取得する）として、同じ研究室に所属していた先輩です。
Oさん（女性）は、サラリーマンそして学生というだけでなく、結婚してお子さんも2人いるお母さんでもあります。
そして、体一つでは足りないのではないか、と思うほど多忙にも関わらず、いつも前向きで着実に成果を出されていて、いろいろなことにチャレンジされているのです。
そんなOさんは同じリケジョサラリーマンとして、私の憧れでもあり、信頼できる相談相手のお一方です。

キャリアについて、私の悩み

私は入社してちょうど1年経った5月末に転勤が決まり、自分のキャリアについてより真剣に考えるようになりました。

そうして出てきたのが、

自分は何を目標にして、どこへ向かえばいいのかが明確にならない

という悩みです。
1年間働いてみて、5年後10年後に自分はどのような仕事をして、どのような専門性を身につけているのかが想像できませんでした。

あるのは、グローバルに働きたい、新しいものを開発して世の中に貢献したい、というようなぼんやりとした理想で、
目の前のことをただがむしゃらに頑張っていていいのか？という不安を感じていました。

そこで、私がリケジョサラリーマンの大先輩であるOさんにお聞きしたの次の3点です。

① 5年後10年後の姿が想像できていたか？

② 専門性が身についた、と実感したことはあるのか？
　またそれには何年かかるのか？

③ がむしゃらに働いていいのか？

キャリアについて、アドバイス

これら3つの問いに対するOさんの答えは次のようでした。

①  5年後10年後の姿が想像できていたか？

A.　できなかった。キャリアの7割は偶然で決まる。途中で結婚したり、転勤したりもするし、偶然で決まることが多い。そんなもんだよ、と。

② 専門性が身についた、と実感したことはあるのか？
　またそれには何年かかるのか？

A.　ある。

ただし、できることの最初は小さな点で、その点がつながって線になる。
その線が集まって、やがて面で捉えられるようになるというイメージ。

また、身につく専門性は最初から分かっているわけではなく、木の幹のように、今できることの外側には次に必要なことが見えてきて、そのさらに外側には、まだ見えない次のことがある、というイメージ。

③ がむしゃらに働いていいのか？

 A.　毎日仕事をしているというのは事実で、振り返って何もなかったということは絶対にない。必ず、何か得ているはず。

キャリアについて、私の思ったこと

最後に、Oさんのお話を聞いて私が考えたことを書きたいと思います。

今まで、キャリアにも大学受験や就職活動のように具体的なプランやロールモデルがあって、そこから選んだ目標やゴールに向かっていく、と考えてしまっていました。

しかし、そうではありませんでした。自分の私生活も含めたキャリアというのは、これから10年20年という長期の時間をかけて形成していくもので、はっきりとしたゴールを考えるにはあまりにも大きすぎる問題である、ということがわかりました。

「キャリアの7割は偶然で決まる」

先述のように考えてしまっていた私にとって、この言葉はとても印象に残りました。
一方で、

3割は自分で決めることができる

のだとも思いました。私は、自分の納得のいくキャリアを歩むためにも、この偶然ではない3割を大切にして、しっかりと自分の軸を持ちたいです。
ただし、「7割は偶然で決まるのだ」ということを頭に置いて、ゴールが見えないことに対しては不安を持たないようにしようとも思いました。

また、振り返って何もなかったことはない、というお話も確かにそうだ、と思いました。
しかし、こう言えるのは、常に学ぶ姿勢を持ち続けているOさんだからこそなのかもしれない、と思います。
私も、これから自分だけのしっかりとしたキャリアを形成していくために、日々何かを得ようとする姿勢は忘れないようにしようと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
同じようにキャリアについて悩んでいる方のために少しでも慣れたら幸いです。

以上