見出し画像

新しい特技かもしれない。

最近、誰かに贈り物を選ぶことが数回あった。同じユニットに住む一つ上の先輩と、もうすぐ寮を去る、これまた同じユニットの先輩。誕生日プレゼントと、送別の贈り物って感じで、目的は違うのだけれど、どちらのプレゼントにも、人生の新たなステップが素敵なものになりますように、という願いを込めました。

先月20歳を迎えた先輩には、ステンレスのストローとノンカフェインの紅茶を贈りました。環境問題やサステナビリティについて、積極的に勉強されていて、コンタクトの容器はリサイクルしたり、オーガニック食品を売ってるお店に出向いたりなど、私も真似したくなるようなエコな行動をたくさん取られてる方なんです。スタバのマグもよく使っている姿は見たことあったけれど、ステンレスのストローは持っていなかったみたいだったので、これに決めました。とってもおしゃれさんで、カフェとかにもよく行っているみたいだから、出先でも使えるかなぁ、とか考えました!

紅茶もステンレスのストローと同じオーガニックの食品なども取扱のあるお店で買いました!妊娠中のお母さんでも飲めるくらい身体に優しいみたいです。先輩はダンスサークル、環境系のサークル、バイトなどなど、とっても多忙な方なので、日々の疲れをいっぱいの紅茶で癒してもらえたらな、という思いで選びました。

という感じで色々お話ししましたが、最初は違うものを渡そうと思ってました。数ヶ月前に彼女が発した一言をずっと覚えていたことがその理由でした。

「高校時代に仲の良かった子が、上京前にプレゼントしてくれたマグカップがね、今日割れちゃったの、、。」

ハリネズミの乗った、オレンジ色で丸いフォルムが、とっても可愛らしいマグカップでした。だけど、どうやらキッチンから部屋に戻るときに、何かの拍子でハリネズミが取れてしまったらしくって。この場面に遭遇して以降、彼女が他のマグカップを使っている姿は見たことがなかったので、可愛いマグカップがあったらそれにしよう、と思っていた。人と被らない、その人らしいマグカップって見つけるのがなかなかに難しい!だけど、、。

彼女にぴったりのマグカップが見つからなくて良かった!!!

なぜならば、後日衝撃の事実が発覚したからです。彼女の誕生日から数日が経った、ある日のこと。朝からリビングに、コーヒーの香ばしい香りが漂っているなぁと思っていた。すると彼女が、どうやら新品のようなマグカップを持って、部屋から出てきたのだ!聞いてみたところ、付き合って数ヶ月の彼氏にもらったらしい。わぁ素敵、と思ったと同時に、「マグカップにしなくてよかったー!」と彼女の前で叫んでしまった。笑 プレゼントって、人と被らないようにするの、なかなかに難しいですよね。ふぅ、危なかった。

しかも、ずっと気になってたアイテムで、買おうと思っていたものの、まだ手を出せていなかったと言っていたので、ちょうど良いプレゼントが見つけられたなぁと、とってもうれしかったです。プレゼントを購入したオーガニックのセレクトショップも、初めて知ったとのことだったので、ちょっと誇らしい気分にもなれました。先輩、使ってくれてるかなぁ。使ってくれているといいなぁ。

誕生日プレゼントを選ぶときは、事前にその人の持ち物をしっかり観察するようにしてます。こういうものにはこだわりがあるのね、とか、これは長く使っているみたいだから、そろそろ新品があってもいいんじゃないかなぁ、とか。そういう発見をするようにしてるからか、人にする贈り物は喜んでもらえることがとっても多いです。そして、それを使っている姿を見かけることも、かなりあります。ありがたい限りです。あと、誕生日プレゼントなど、誰かにプレゼントを渡すときには、

「こういうあなたを今まで見てきて、こういう人だなぁと思ったので、これを渡すことにしました」

「このプレゼントは、こういう思いを込めて選びました」

とかそういう想いを手紙でちゃんと綴るようにしています。そしたらきっと、より愛着を持って使ってもらえると思うので。あとは、使う度に私のことも少しだけ思い出してもらえたらなぁとか。笑

もう1人の先輩に渡すものに込めた想いも綴ろうかな、とか思ったけれど、彼女からの反応も見てから書き留めたいな、と思うのでまたの機会にしようかな。

こんな出来事を経て、自分で言うのもなかな変ですが、「贈り物選び」って結構得意かもしれないなぁ、と思いました。その人のことだけを考えながら、何かを探す時間ってとっても幸せで楽しいですよね。改めてその人の良さを探すきっかけにも、その人と向き合う機会にもなるなぁと思いました。

皆さんにも「贈り物選び」にまつわるエピソードはありますか?

この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,181件

#買ってよかったもの

58,888件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?